帝国データバンクによると2023年上半期における飲食店の倒産件数が424社だったそうです。
コロナ禍の2020年でさえ418件でしたからそれ以上にヤバい状況です。
なお倒産件数は過去30年で最多なのだとか。
理由のひとつ目は人件費の上昇です。
どこも若手の人材不足ですから時給も上げないとやっていけません。
二つ目は電気代など物価の高騰です。
材料費も上がるわけですがより安い材料にしたり内容量を減らしてステルス値上げをやったりしたところもあったかもしれませんがそれも限界になったのでしょうか。
三つ目が消費者の節約志向です。
物価上昇は誰にとっても厳しく賃金は物価上昇ほど上がらない状態では節約せざるを得ません。
コロナ禍も厳しかったですが物価は今よりはまだマシでした。
倒産件数を見る限りコロナも苦しいけど物価上昇や人手不足、節約志向という経済状況もかなり苦しいものがあります。
疫病よりも怖い実質賃金下落というのも残念なものですね。
とはいえ物価上昇を抑えるためにゼロ金利政策をやめると今度は銀行の貸出金利回りが上がってやはり中小零細業者が困り飲食店の倒産が増えるという困った状況になりかねません。
あっちが立てばこっちが立たないんですけどそれは人件費の話も同じで人件費が増えたら倒産が増えるけど実質賃金が減り続ければ節約志向はもっと強くなって売れなくなるのでやはり倒産となります。
いったいどうしたもんでしょうね…