海外で従来型の殺虫剤に強い耐性を持つスーパートコジラミが猛威を振るっていますが日本でも発見され被害が相次いでいます。
先日は電車内でも発見されました(エンカウント記事「電車内で「トコジラミ発見」にネット衝撃…「日本にも蔓延し出したか」 当事者に聞いた一部始終」ヤフーニュース)。
トコジラミは南京虫と呼ばれ人間含む生き物の血を吸いますが吸われると蚊の比ではないほど痒くなるそうです。
夜中に布団や段ボール等々の隙間から這い出してきて血を吸いますが一旦繁殖してしまうと駆除するのが難しい害虫です。
それでも昭和中期ごろには効果が高い殺虫剤の登場や生活水準向上により公衆衛生が改善しトコジラミの被害は大きく減少したのですがトコジラミもしぶといです。
まず海外で薬剤に耐性を持つスーパートコジラミが出現しインバウンドで海外から日本に流入してきました。
水際作戦は間に合わなかったし仮に水際作戦を行っていたとしても人間の移動だけでなく貨物の移動でヒアリのようにコンテナに紛れ込んでいることもあり得ますので遅かれ早かれ進入してきたでしょうね。
とにかく室内に入れないことが重要ですので不衛生な場所に近づかないようにしたいと思ったものですが電車の中で発見されたいうのではどうしたものかと思ってしまいます。
座席の隙間とかたしかにトコジラミが隠れるには都合がよさそうですが何と言うか混席が空いていても座りたくなくなってきました。
混んでいる電車はそれだけトコジラミが付着した人が乗っているリスクだって高くなるわけですし座るなら相当気を付けないとなりません。
とはいえどれだけ注意していても小さいので気が付かない可能性もあります。
全部シャットアウトするのは難易度が高そうです。
まあネット上にも一応スーパートコジラミにも効果があるとの説明が付された殺虫剤も売ってますがもれなく完全に駆除となると専門業者に頼まざるを得ないかもしれません。
それにしてもコロナにヒアリ、スーパートコジラミやはしかとかインバウンドで色々ヤバいものが大量に入ってきていますが今後もインバウンドで外国人を呼び込んでいくなら害虫対策も感染症対策も対応を強化しなければなりません。
スーパートコジラミとか血を吸うだけだから予算が付かないといった話もありますがトコジラミがいない環境を維持することは安心してインバウンドを楽しめるという点で経済にも有益です。
インバウンド産業から上がる税収の一部を使って海外から流入した害虫や感染症への大作費用に充てるのも必要経費なのではないかという気もします。
被害が多く報告された地域は特に重点的に駆除したりスーパートコジラミにもより対応できる、かつ、一般個人でも使いやすい殺虫剤の開発等、水際対策も行うと同時に国内で大流行してしまった場合の対応も準備しておくのも一案でしょうね。