1498ページ目 自民、補選全敗

昨日衆院補選が行われましたがゼロ打ちで立憲の全勝となりました(時事通信記事「衆院3補選、自民全敗 立民完勝、維新も下す―岸田政権に打撃」)。

あの残念な立憲が?と思わなくもないですがヤクルトスワローズ監督のノムさんも「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」と言っています。
立憲が支持されたというよりあまりにも自民党が酷過ぎたというのが実際のところでしょうね。
3選挙区の事情はそれぞれではあります。


東京15区(江東区)は混戦ではありましたが維新の会は元々関西以外はまだ地盤づくりの段階な上に大阪万博問題で逆風が吹いています。
自民はZさんを推薦しようとしましたがさすがに5股の人は不味いと公明票に逃げられ結局自民も推薦は出しませんでした。
障碍者=人格者というレッテルもどうかと思いますが五体不満足で感動したのに5股で裏切られた!と思った人もさぞや多かったのではないか。

本人曰く5人同時じゃないので5股じゃないとのことですが(東スポ記事「乙武洋匡氏が〝5股不倫〟揶揄するヤジに応戦「批判の前提条件すら違うんだよ!」」ヤフーニュース)そういうこと言うから余計に反感を買うんだけどね。
5股は健常者でも滅多になく政界で対抗できそうなのは9股の木原誠二君ぐらいしかいませんがそこも弱者男性あたりから不評を買ったのかもしれませんね。
ここは自民党が目をつけた候補が不味かったですね。


長崎3区は裏金と般若信教の土建屋の親父が引っ込んで自民党は候補を出しませんでしたけど小選挙区が欲しいんだったら公明が出せば?といった話があったかどうかは知りませんが公明も出さなかった所を見る限り長崎でも公明票は減ってるんですかね。
維新と立憲の勝負になりましたがここも維新は浸透不足や不評で勝てなかったようです。
そういえば吉村大阪府知事は0歳児選挙権の話で猛反発を食らってましたね(FLASH記事「「卑しい魂胆しか見えない」大阪・吉村知事「0歳児に選挙権」提案 透けてみえる「家父長男尊女卑」に猛批判」ヤフーニュース)。
子供の意見も反映させようという表向きの趣旨ではありますがたしかに弊害があまりにも大きすぎます。
反対意見の中には政治のことを知らない子供の票を勝手に親が行使するのは問題、夫婦の信条が違う場合に子供の票の帰属をめぐって夫婦喧嘩になる、共同親権で親が別居している場合の対応が難しい、票目当ての養子縁組が横行するリスクがある、等々あって実際に0歳児にまで選挙権を与えてしまったらとんでもないことになります。
法律的にものすごく面倒なことになりますけど吉村知事って本当に弁護士なのか?
万博にしたって独自のパビリオン建設を辞退する国がたくさん出てきて当初の3分の2の40か国ぐらいになってしまったようですがメタンガスとか地盤が緩いとかでいざ着工という段階になって諸外国からも困惑の声が上がっています(AERA記事「大阪・関西万博ついに参加国を怒らせた! 地盤は脆弱、水はけ悪く、メタンガス噴出も」ヤフーニュース)。
震度7に耐えるどころか震度5ぐらいの地震が来て液状化するかもと思えてきますが実際のところどうなんでしょうね。
前回の大阪万博のように学生の修学旅行先にするといった話もあるようですがさすがにメタンガスが突然爆発するような場所に子供を連れて行くのは安全管理上問題ですし何かあった場合の保護者からの責任追及も考えるとおっかなくてとても連れていけないですね。
立憲だって碌な政党じゃありませんけど相対的に維新よりマシと判断した有権者が少なくなかったのかもしれません。


そして島根1区ですがここも他の2区と同様まさかの立憲ゼロ打ちです(日経記事「衆議院3補欠選挙、「ゼロ打ち」当確がSNSで話題に」)。
しかも2万5千票もの大差で亀井元議員が勝っています。
統一教会問題で説明責任を果たさぬまま突然死去し後継候補の準備が遅れた上にやっと用意した候補が新人の財務官僚では山陰の名門亀井家の長女で元職の亜紀子氏には勝てないのも無理からぬところです。
少子化支援金だとか消費税増税等逆進性が凶悪な負担を押し付けられ一般国民は疲弊していますがその元凶である財務省OBをなぜ支援してやらなければならないのかと思った人も多かったでしょうね。
たとえガチガチの保守王国島根だったとしてもです。
亜紀子氏の父で国土庁長官になるも郵政民営化の一件で離党を余儀なくされた久興氏も健在ですがこの人もベテランですし自民党時代の人脈があり島根の保守票は亜紀子氏というか久興氏に流れた分もあるかと思います。
よくわからん東京のムカつくエリート財務官僚より亀井の姫様を助けてやるかというシニア層も少なくなかったんでしょうね。
しかしまあ上述の通りあまりにも岸田上等兵が酷過ぎて応援が逆効果になった面は否定できません。
裏金問題は激アマ処分だし物価上昇に苦しんでいるのに本人はGWで外遊し気前よく国外にバラまきをしています。
全く海外旅行どころじゃないんですけどね負け組一般国民は。

外交日程目白押しですけどバラマキ外交も迷惑だし物価高で苦しむ一般国民だとか能登地震で苦しむ被災者は放置、そして裏金問題は当事者なのにもっとも自分に甘い改正案を出してくるしとことん一般国民を馬鹿にしているとしか思えません。


岸田上等兵本人は30年ぶりの明るい兆しなんて言ってますがお前の目は節穴か?

あまりの空気読めなさに非難轟轟です(FLASH記事「「とうとう夢の世界に」岸田首相「30年ぶり経済の明るい兆し」投稿に吹き荒れる憤慨…メーデーでは「帰れ」ヤジ飛んでもスルー」ヤフーニュース)。
34年ぶりの円安で1ドル80円の頃から対ドルだと円の価値は2分の1になりましたが家計に破綻の兆しが出ているところだってあると思いますよ。
車座対話というのもやってますがこれも岸田上等兵は円陣を組んで座るんじゃなくて円を作って中心に陣取っているそうです(デイリー新潮記事「島根1区補選 岸田首相が“車座対話”で大ひんしゅく自民党関係者は「これでまた票が減った」」ヤフーニュース)。
岸田上等兵本人の発案だそうですがだからこの人は上等兵程度の人材だと言っているのですよ。
地頭の悪い人に自分の頭で考えろと言ったってろくでもないことを考え出すことだって良くある話なのです。
岸田上等兵の背中側の人は尻を向けられて激怒しているそうですが背を向けながら対話っていったいどういう代物なんですか?
相対してませんし対話じゃないですよね。
相手が日本人だろうと外国人だろうとものすごく失礼ですけどこういう人に外交を任せてはいけないような気がしてきます。
背中側の人だけじゃなくて左右の人も岸田首相は目を見て話をしていない、そっぽを向きながら勝手なことを言っている状態です。
目を見て対話しているのは正面のごく限られた人だけですが事前の打ち合わせで目の前の一等席に座るのはもちろんお友達なんでしょうね。
なるほど岸田上等兵の政治というか自公の政治はつまり一部のお友達だけとしか目を合わさず対話しないということですか。
岸田上等兵はある意味とても分かりやすく政府の一般国民への塩対応を体現していると言えますね。


けどまあこの岸田上等兵独自の「車座対話方式」は岸田上等兵本人にとってもかなり危ないんですよね。
去年暗殺未遂があったのを忘れたんでしょうか?
人の神経を逆撫でばかりしている人ですが無礼な対話方式に出席者が急に起こり出して暴れ出したらどうするのか?お友達だけで周囲を固めているから安心と思うなよ。
最後に身を守るのは本人自身です。
映画「ボディーガード」では犯人が警備員になりすましてターゲットを襲撃していますが警備員のなりすましが運よく発見できるとは限りません。
もし円陣で岸田上等兵から見て左右だとか背後だとか死角から無防備な状態で襲われたら一たまりもないと思いますが岸田上等兵の「車座対話」で本人自身が自分の安全すら深く考えずただ目立つことだけしか考えていないのが大変よくわかりました。
あるいは自分は恨まれるようなことはやっていないので大丈夫だと本気で思っているのでしょうか。


警備責任者も警備責任者です。
用心を警護する際に警護対象者本人にきちんと危険を自覚するよう話はしてるんでしょうか?岸田上等兵発案の「車座対話」は止めるべきでしたがその種の偉い人の発案についてリスクを述べることも含めて仕事だと思いますが給料泥棒は感心しませんね。
貞観政要でも意思が弱い者だとか中堅若手クラスで偉い人には提案が通らないと思っている者、ベテランで保身のため為政者の機嫌を損ねたくないと思っているものは知っていても諫言しないこともあるといった話がありますがクビになるのも仕事のうちです。
とりあえず給料泥棒の警備責任者は別の人に交代させるとして「車座対話」のような一見すると小事であっても同じく貞観政要にも「大事は小事より起こる」と説き大事故につながる小事にも注意を怠ってはならぬと言っています。
岸田上等兵には本人自身が一般国民から数多の恨みを集め去年は命を狙われた件についての危機意識が足りていないように見受けられます。
大事なことなので二度言いますが最後の最後で本人の身を守るのは本人自身ですので本人がテロのリスクをしっかり自覚しなければどんなに警備を強化したってテロを防げるとは限らないのです。
鈍感力が大事な場面もありますがさすがに一国の宰相がここまで民意どころか目の前の対人関係にすら鈍感というのも問題です。
やはり上等兵程度の人材に宰相の座を預けてはいけません。

 

補選全敗でも岸田下ろしを仕掛けられるような大物は自民党に不在なので結局ずるずると総理大臣の椅子にしがみつきそうですが一般国民は増税で上級国民は脱税の政治が続くなんて冗談じゃありません。

といって立憲も維新も残念な政党ですし選択肢がないのも困ります。

一番の敗者は一般国民という世の中はいったいいつまで続くんでしょうね…