1180ページ目 内閣不信任案否決も解散せず

否決されました。

立憲民主党が出しましたが自公の議席数294議席で全体が465議席ですから野党全てが協力しても過半数に及ばない、僅差だったら与党で造反が出れば野党にも勝ち目はありますが294対171では話になりません。

立憲民主党野党第一党の座を維新の会に明け渡しつつある状態なので存在感を示して支持率を回復させようとパフォーマンスに走ったというような状況です。

そういう不毛なことをするより法案について実のある審議をしてほしいのですけどね。

あまりの不毛さに維新と国民も今回は内閣不信任案反対に回ったようです。

 

さて立憲民主はいつも通りの行動だとして無駄に解散風を吹かせたキッシーもどうなのかとは思います。

ついこの間は解散も否定しない態度を示していましたが土壇場の昨日になってやっぱり解散しませんと言い出しました。

サミットを利用して支持率を上げて解散しようとしたものの息子の不祥事やマイナカードの問題などでせっかく上がった支持率が吹き飛び、そこへきて東京では公明党との関係にヒビが入り対立が深刻化し創価票が期待できない状況になったのが背景にあります。

まあいざ解散したら自民党42議席減に公明党9議席減の予測ですから(現代ビジネス記事「【独自】自民党の情勢調査、衝撃の数字 自民42議席減で単独過半数割れ、維新が34増、立憲は17増…これで解散はできるのか」ヤフーニュース)自公で243議席となり過半数は維持できるものの自民党単独では過半数割れです。

そうなってくると議席は減らすとはいえ公明党に頭が上がらなくなる、特に公明党が野党についたら内閣不信任案が可決されてしまうような状況になるのは公明党との関係が悪化している状態では避けたいといった考えになったのでしょう。

露骨な党利党略の解散カード封印ですが内閣不信任案を大義に解散して勝っても次の内閣不信任案は通ってしまうという二段構えの内閣不信任案を出そうという趣旨で立憲民主党は敢えて通りもしない内閣不信任案を出したということだったりするのかもしれません。

そう考えると意外と立憲民主も策士がいるのかなと思わなくもないのですが立憲も立憲で離党者が出たり候補者が集まらなかったりでこちらも信任からは遠いようです。

まあ自公も立憲民主も内心では今解散したら困ると思ってはいるものの互いに弱みは見せられないので八百長プロレスをやったのでしょうか。

秋までに双方準備を整えようということで今夏の解散は見送りですがまた支持率を落とすような問題が起きたり立憲民主の不人気ぶりが相変わらずだったりするとまた双方が解散延期という話が出てくるかもしれません。

秋にもまた似たような展開を繰り返すのか?今度は本当に解散するのか?3か月先はどうなっているでしょうか…