1170ページ目 大田区都議補選

解散風が吹いているようですが本当に解散するんですかね。

自公隙間風が吹いている今の段階で解散したらどうなるか色々予測が出ていますが選挙といえば2023年6月4日に大田区都議補選もありました。

結果も確認しましたがここでは元都民ファーストの会のもり愛氏と自民党の鈴木あきひろ氏がそれぞれ48719票と40349票で当選しています。

一方、維新の会と都民ファーストもそれぞれ候補を立てていますがそれぞれ30363票と20710票で落選です。

なお投票率はたったの25.33%という状況で圧倒的に組織票有利な選挙でした。

自民党からすれば公明党の支援がなく厳しい戦いでも勝てたという選挙結果にはなるのですが候補の一本化ができていれば、自分の都議辞職の補選で一位当選してしまったもり愛氏が立候補していなければ状況は一変していたかもしれないです。

鈴木あきひろ氏と言えば2014年のセクハラヤジ問題で炎上した人でこういう人を再び当選させてしまうあたり少子化対策は上級国民への予算のバラマキとそれを名目にした一般国民の負担増が狙いなのではないかという気がしてきます。

本気で少子化対策を考えるならわざわざ少子化対策関係で炎上した元職でなく票が取れそうな別の新人候補を立てるはず。

「政治家として少子化対策を訴えるならまずご自分が結婚されて、その経験をもとに語るべきではないか」という意見自体がよく勉強していない、未婚化が少子化の原因になっている状況を理解していないとしか言いようがありません。

沖縄県尖閣諸島にも立ち入り禁止になっているのに勝手に上陸した人ですが台湾有事が起きそうな一色触発の状況で都議という重責を担う立場の人が軽挙妄動して実際に火ぶたが切られてはたまったものではありません。

元々立正佼成会系の人だそうで公明党選挙協力があったとしても実際に創価学会信者がどれだけ動いたかは不明、セクハラヤジ問題で創価学会婦人部とて動いたかどうかはわからず大田区都議補選の結果だけ見て他の選挙区でも創価学会票がなくても勝てると思うのも早計かもしれないです。

維新の会と都民ファーストの合計票は51073票で2位当選の鈴木あきひろ氏を上回る状況でした。

関西地盤の政党が東京で3万票獲得している点は無視できません。

都民ファーストにしても補選という根回しにあまり時間をかけられなかった選挙で自分の補選という残念な選挙であっても政策で左派系の票を引き寄せた点や何だかんだで16年間地元で積み上げた基礎票は強固だった点及び都民ファーストだと誤認した票が入った点もあって元都民ファーストのもり愛氏に票が流れ都民ファーストの候補は4位に沈んだ面も否定できないです。

勝つには勝ったけどここでも野党の敵失による勝利だったのかなと思います。

国政の方で本当に解散したらどうなるんでしょうね?