1165ページ目 少子化財源先送りと自公連立の隙間風

突然少子化対策財源の話が年末まで持ち越しとなりました。

当初は6月の骨太の方針で固める予定だったのが一転先送りです。

経済界は消費税増税を主張するもさすがに世論の反発が大きくこれは封印して社会保険料の値上げで確保する方針案を政府が出しましたがこれも反対論が大きくとても6月までにまとまりそうもありません。

議論の集約ができそうになかったので6月の骨太の方針には入れない方向になったのでしょう。

 

ただその一方で自公連立で選挙協力をめぐって自民と公明との間に隙間風が吹いている点も気になります。

ここで喧嘩別れすることになった、あるいは連立は維持するものの自民公明の意に反して創価学会及び信者さんが動かず選挙で自民が大敗し全国レベルで足立区議選のような自民系候補の落選と第三勢力の躍進が起こらないとも限りません。

24年間にわたって創価学会票で小選挙区を勝ち抜いてきた自民党候補から創価学会票が一斉に離反したらどうなるか。

解散総選挙に備えて創価学会票を当てにしない選挙基盤を整えるのが課題ですがそうなってくると消費税増税社会保険料値上げがより逆風になってきます。

ただでさえ組織票が減ったところに負担増で浮動票にも逃げられたらそうとう選挙が大変なことになるでしょう。

そもそも歴史的に創価学会は病人や高齢者、地方出身のぼっちな若者を中心に布教して昭和で一大勢力に成り上がった歴史があり信者も中低所得層が中心です。

連立が維持されたとしても負担増で信者が離反する可能性もあります。

そうなってくると結局与党の負けと第三勢力の躍進という話になってきます。

 

選挙区の調整は相当難しいですが果たして年末までに円満な形で決まっているかどうか。

年末も年末で難しいことになりそうです。