1113ページ目 奈良県知事選、維新の勝利

奈良県知事選挙で日本維新の会の山下氏が当選しました。

大阪府大阪市日本維新の会が最大勢力で首長も出しているものの他地域への浸透が課題となっている状況でしたが奈良県知事も当選で大阪の地域政党から全国区政党への脱皮が進んでいく可能性も出てきました。

奈良県は元々保守の地盤で自民党系勢力が強い地域でしたが候補者を一本化できなかったのと奈良県から出た高市氏が動けなかったのもあって苦戦を強いられたようです。

平木氏と荒井氏の得票数を合わせれば30万票弱、当選した山下氏は26万6404票でしたから一本化できれば接戦にはなるものの自民党が勝てた選挙でした。

どうせ他の政党の候補は当選できないだろうと高を括っていたのかもしれませんが全国レベルで見て立憲民主には勝てたものの維新の会のは負け、与党勢力の勝利とまでは行かない結果になった感じです。

まだ統一地方選は終わっていませんがまた一波乱あるかもしれませんね。

 

それにしても高市氏は今後どうするんでしょうね。

小西氏と高市氏の行政文書問題で不毛な争いをしている内に小西氏はサル発言、高市氏は奈良県知事選敗北で失脚、結局共倒れです。

奈良県知事選で負けたもののこの結果にほくそ笑んでいるのは案外岸田首相なんじゃないかと思わなくもありません。

和歌山でも補選が行われますが同じ構図で自民党が負ければ二階氏や世耕氏あたりの責任論になりますが勝っても負けても岸田氏にとって悪い展開でないという状況に見えてきます。

かなり底意地が悪い戦略ですが意外と岸田首相は策士かもしれませんね。