754ページ目 山本太郎、N国党から立候補?

突如、れいわの山本太郎衆議院議員が辞職し次の参院選立候補を目指すことになりました。

総理大臣を目指すために参議院を辞めて衆議院を目指すというパターンは昔からありましたが参議院になるために衆議院を辞めるというのは聞いたことがありません。

次の参院選で当選できる候補が見つからなかったので集票力のある山本太郎氏自ら立候補し比例で当選した衆議院は同党の別の候補に繰り上げ衆参で議席の上積みを目指すということなのでしょう。

システムの意表を突いた合理的なやり方ですが国会議員だったら何でもいいのかという気がしないでもなくやり方が露骨すぎやしないかと思わなくもありません。

 

そんな中、N国党から山本太郎氏が立候補するというニュースも出てきました。

れいわとN国はいつ合併したのか?れいわからN国に移籍したのか?と一瞬思いましたがニュース本文を読むとN国から出馬する山本太郎氏は同姓同名の別人でれいわの山本太郎氏とは一切関係ないようです。

同姓同名の人を同じ選挙区に立候補させて票を案分させライバル候補を当選させるやり方も昔からありますがこれも政策本位の選挙でなく有権者を誤解させて票を得るという残念な選挙戦略です。

れいわとN国はメディアで泡沫政党扱いですがこういう有権者のことを考えない選挙戦をやっていてはメディアだけでなく有権者からもそっぽを向かれるような気がしてなりません。

共産党も含めて既存政党が信用できないので批判票としてれいわとN国に投票する有権者も増えた結果として議席を獲得したわけですが次の選挙でも政策を支持する人だけでなく既存の政党への批判票としてこれらの泡沫政党に投票する人も少なからずいるかもしれません。

れいわとN国の政策の違い、山本氏と立花氏の考え方の違いも色々あるのでしょうがそのあたりをまず有権者にちゃんと説明する、公開討論などやってもよいのではないかと思いました。