1494ページ目 熱中症特別警戒アラート

今年も熱中症警戒アラートが昨日から始まりました(TBS記事「「熱中症特別警戒アラート」きょうから運用開始 “国内で過去に例のない”危険な暑さ予想の場合に発表」ヤフーニュース)。

暑さ指数33で警戒、35で特別警戒となります。

なお暑さ指数とは気温、湿度、輻射熱(日射しを浴びたときに受ける熱や、地面、建物、人体などから出る熱で温度が高い物からはたくさん出る)の3要素から算定されるので気温33度以下であっても熱中症特別警戒アラートが出ることもあります。

日本の夏は高温多湿で湿度の要素も大きいですが環境省熱中症予防情報サイトにも暑さ指数と気温33度未満でも湿度が高いと熱中症搬送件数が増加する事例が解説されています。

 

さて昨日は雨で少し肌寒かったですが熱中症予防情報サイトにある過去の暑さ指数エクセルデータを見ても昨日については20を下回っていました。

しかし今日は晴天で急に気温が上昇し25度になりましたが暑さ指数も午後3時には24.6になっています。

警戒アラートが出る基準値には遠く安全といえば安全なのですが熱中症患者数は暑さ指数28から急増することが上述のサイトのグラフでも示されています。

暑さ指数24まではほぼ0で横ばいですが暑さ指数25で上向き始めており25から27でも熱中症患者が出る可能性があるようです。

明日も東京では気温27度と予報が出ていますが暑さ指数も正午あたりで25と予報が出ていて警戒と表示されています。

暑さ指数23で注意となっていますがやはり暑さ指数25も危ないということですね。

 

熱中症警戒アラートは今年の10月23日まで運用されますが去年の発表履歴データを見ると東京は26回となっています。

去年の夏は実に危険な暑さでしたしそれぐらいの回数が出ても不思議ではないですね。

アラートが出ていない日も熱中症で搬送された方は大勢いましたし暑さ指数も確認しておくといいかもしれません。

2024年も昨年に引き続き猛暑になるとの予測が出ていますが今年の5月も高温注意となっています(tenki記事「1か月予報 5月も全国的に気温高い GWに「かなりの高温」 万全な熱中症対策を」)。

5月なのに気温30度の真夏日になる日も昨年はありました(テレ朝記事「東京都心で今年初めての30℃超 5月中旬の真夏日は19年ぶり 気象庁」)。

過去データを見る限り熱中症警戒アラートは出てないですが暑さ指数25超にはなってますね。

過ごしやすい初夏の陽気のはずが真夏日になることもありますし暑さ対策は準備しておきたいものですね。