異次元の少子化対策で18歳まで月1万円を給付する案が出ています。
現在は中学生までが対象になっていますがこれらの財源として社会保障費のカットや無駄の削減、医療保険料値上げなどが検討されその額は1兆2000億円にもなります。
1兆円以上の国民負担が追加されますが毎年12万円増えるので子供を追加で産みたい、結婚したいという人は果たしてどれほどいるでしょうか？
どう考えたって費用対効果が悪すぎます。
というかそれだけでなく18歳まで児童手当の支給を延長するなら扶養控除を廃止するといった案も上がっています（毎日新聞記事「扶養控除見直し案浮上 18歳まで児童手当拡充の場合 少子化対策」）。
これで子育て世帯も差し引きプラスマイナスゼロだったら何のためにやるのかまったくわかりません。
というか単に国が取り分を増やしたいだけなんじゃないか、異次元の少子化対策を言い出したのでカネは出したくないけど形だけはやってる感を出したいので敢えてこの種の無駄なことをしているんじゃないかと思えてきます。
そもそも無駄の削減というんだったら敢えて扶養控除を廃止することもない、税金を増やして配り直す事務負担を考えれば扶養控除で最初から税金を徴収しない方がよほど簡潔で済みます。
もうやることなすこと異次元の負担増ばっかりですがこれらを仮にごり押しで実現したとして効果がなかった場合は後々でやっぱり駄目だったじゃないかという話になってくるかもと思います。
わざわざ失敗してさらなるダメージを負いに行くようなことをして3年後5年後以降どうなるか？
物価高で実質賃金は2022年に1.8％下落となっていますが少子化対策は難しいにしても頼むから少子化対策を名目に逆少子化対策をやるのは本当にやめてほしいと思います。
