1309ページ目 補選は1勝1敗だが…

昨日の衆参補選で長崎の衆院補選は与党が勝利するも徳島高知の参院補選では野党系候補が勝利し与党の1勝1敗となりました。

元々どちらの選挙区も自民党所属の国会議員でしたが長崎は前任者の死亡、徳島高知は不祥事による辞任で1勝1敗とはいえ選挙前より議席を一つ与党が減らしており勝ち負けで言えば負けですね。

接戦とは言いつつも低投票率世襲候補の組織票有利、弔い合戦だったり対立候補が選挙に強くない候補だったりして結局長崎は勝利、徳島高知は前任者の不祥事が原因な上に野党系候補も民主党系ではあるものの無所属での立候補で民主党嫌いの人も投票しやすくなったのも影響したのかもしれませんね。

 

が、気になったのは国政選挙もですけど地方自治体の選挙もなんですよね。

昨日は補選だけでなく所沢市長選挙も行われました。

埼玉県有数の都市で有権者数は30万人弱になります。

選挙では与党推薦3期連続当選の現職を元衆議院の小野塚氏が破りました。

そういえばついこの間、立川市長選挙と都議補選が行われましたがここでも与党系が敗北しています(東京新聞記事「所沢市長選、泉房穂さん応援候補が当選 立川に続き自民推薦候補破る…首都圏で何が起きているのか」)。

まあ当然と言えば当然です。

みんな増税増税増税の政治で物価上昇に賃金が追い付かず上級国民だけが富を独占する、世襲政治でうんざりしている状況で岸田内閣支持率も残念なことになっています。

特に高齢者層以外の不支持率は高いです(みんかぶ記事「若者の支持率」ついに10%!“増税メガネ”にウンザリだ…鬼の岸田政権「税収増を国民に還元」が全く信用ならない理由)。

消費税とか社会保険料とか逆進性の強い負担が重い人たち、現役時代に低収入で年金も少ない負け組老人世帯だとか賃上げが物価上昇に追い付かず奨学金も抱えて婚活もままならない若い世代とかとても困っているわけで与党を支持したくないのも無理からぬ話です。

 

国政選挙では1勝1敗ですがその国政選挙で地方議員も動きます。

無党派層が選挙に行くほど組織票頼みの候補は苦しくなる、かつ、選挙で手足となって動く地方議員が切り崩されたら世襲候補といえども当選は難しくなってくる可能性もあります。

水面下では地殻変動の兆しがありますが遅くとも2025年には選挙があります。

所信表明演説では3年で変えるとか言ってますが3年も果たして持つかどうか。

むしろ3年とか言わずにさっさと辞めろと思っている人もさぞ多いかと思います。

誰も期待はしていないと思いますがとにかく効果のない人気取りのバラマキだとかやってる感を出すための偽減税とかいらないので増税とか社会保険料の値上げとか余計なことはするなと言いたいですね。