1233ページ目 日大理事長逆切れ記者会見?

日大アメフト部員が覚せい剤大麻所持で逮捕された件で日大理事長で作家の林真理子氏が記者会見を開きました。

スポニチ記事「日大・林真理子理事長「私がお飾りの理事長であるという報道、とても残念」アメフト部違法薬物事件で会見」を読むとまず今回の件について謝罪し7秒間頭を下げた上で「違法な薬物が見つかったとかは一切、ございません。何か分かりましたら速やかに、何の隠し立てもせずお話しいたします」と言い切った発言に関しても謝罪しています。

ここまではまあ順当ではあります。

 

が、問題はその後、「昨今、理事の中に旧体制の勢力が残っていて、私がお飾りの理事長であるという報道がなされているようでありますが、そのような評価を私はとても残念に感じております」という発言がありましたが現実にお飾りだった件について残念だと言ったのかメディアによる評価そのものに納得がいっていなかったのかどうか?

日刊ゲンダイ記事「日大がアメフト部員薬物使用の情報提供を半年放置のトンデモ!「危機管理学部」も名ばかり」も読みましたが半年も前の情報に関して林真理子氏は何も知らなかったのか?

知っていたのなら隠蔽、知らなかったのならお飾りと言われても文句は言えないレベルの残念さです。

どういう意味で「残念」といったのかどうかは不明ですがかなり残念なことになっているのは間違いありません。

 

隠蔽疑惑の件に関してはよろず~記事「日大・林真理子理事長、「隠蔽」との指摘に怒気孕んで反論「どこから出てくるのかわからない」 報道陣には注文も」ヤフーニュースを読む限り完全否定しています。

「隠蔽と言われることは非常に遺憾でございまして、間に土曜日と日曜日を挟んでおりましたし、私どもはまだ情報もきちんと把握しておりませんでした」と言い張っていますが半年も前の話をきちんと把握できていなかったということであれば隠蔽ではないにせよ完全にお飾りというレベルです。

本人は「隠蔽」という言葉にやたらとキレていましたがこれはトーンポリーシングで逆切れしているようにしか聞こえないのですが。

どんなに言い方が気に入らないと文句をつけたって事実は事実として変わりません。

隠蔽かお飾りかという問題でどっちにせよアメフト部の問題、脱税問題、田中前理事長の時代からの日大の体質が変わっていなかったことを示しているわけですがただ田中前理事長の時代は隠蔽が問題だったのでその点で反応したのかもしれませんね。

とはいえここでトーンポリーシングをやっても逆切れすんのかとかえって反発を買う可能性も考えられます。

隠蔽だけはしていないと言いたいにしてもここはお飾りになってしまった件について謝罪を重ねないと不味い場面だったかなと思います。

 

さらに言うなら今日の日経夕刊の連載エッセー「日本最大の資源」も不味いです。

何の会合だったかは不明ですが寿司屋の値上がり談義、東京の寿司屋は5万円とか7万円とかして都会人の楽しみがどんどん失われて行っているけどインバウンドで儲かるから我々国民が我慢するしかないと「とある人」が言ったと締めている内容の文章です。

この第一身分の文化人さんたちのお仲間に当然大御所作家の林真理子氏も入っていて5万円とか7万円する寿司を楽しんでいるんだろうな、日大の改革は片手間でやって本人は回らない高級寿司を楽しんでいいご身分だな、接待で懐柔されて骨抜きにされてるんじゃないかと思った人もいるかもしれません。

実際のところはどうなのか不明ですが情報共有が半年間も行われず部員の捜査でやっと気が付くあたりはもう遊んでただけじゃないかと言われたって仕方がない結果です。

 

別に何を食おうが知ったことではないですし(日大の経費だったらそれはどうかと思いますが)今日のエッセーもアメフト部員の問題が発覚する前に原稿を書いて今日の記者会見のタイミングで掲載されたのかもしれないですが寿司の話と大麻で逮捕の話のギャップが残念です。

昨日の時点で対応を協議していたわけですからそこで連載エッセーの内容もどうするか考えておく、もっと言えば掲載直前でスケジュール的に非常に厳しい面はありますが印刷される前に別の内容に差し替えた方が良かったんじゃないかなと思います。

日大は本当に変わるのか?林理事長で大丈夫なのか?何だか色々心配になってきましたが違法薬物の件は単に違法なだけでなく使った本人も麻薬中毒になることで命に関わる重大な問題ですからまずこの問題に関してしっかり対応してほしいものです。