昨日は暖かかったのに今日は急に冷え込みました。
2月らしい寒さです。
気温の急低下だけでなく天気も来週月曜日に首都圏でも降雪の可能性があるそうです(日テレニュース記事「首都高で“予防的通行止め”の可能性 5日午前から関東地方で降雪予想」ヤフーニュース)。
この冬ではまだ積もるほどの大雪は降っていませんが実際に積もるとなると気温が上昇せず雪がスムーズに溶けない場合は固まって非常に歩きにくくなり自転車で走るのも難しくなります。
普通に歩くだけでもつるつる滑って歩きにくいのに自転車の車輪が滑って転倒しそうですね。
もちろん車も同様ですが走行中に大雪が降り道路上で立ち往生するとなると非常に辛いことになります。
交通もストップするだけでなく車に閉じ込められる恐れもありますが暖を取るためにエンジンを切らず一酸化炭素中毒になる事例もありました。
このため立往生をあらかじめ避けるため高速道路を予防的に通行止めにする可能性があるとの話も上がっています。
実際のところ積もるかどうかはまだわからないのですが油断はできません。
先月も関ケ原で大雪が降り名神高速道路で立ち往生が発生しましたが(共同通信記事「気象の専任監視員を配置 大雪立ち往生で、中日本高速」ヤフーニュース)再発防止策として監視を強化し状況に応じて通行止めを行うといった対応をとるそうです。
首都高の予防的通行止めも先月の関ケ原での立往生が背景にあったのかもしれませんね。
大雪で立ち往生で身動きが取れなくなるぐらいだったら通行止めもやむを得ないものがあります。
じゃあ電車はどうなんでしょうね。
こちらもJR東日本が首都圏の列車に大幅な遅れが発生する可能性をアナウンスしています(TBS記事「JR東日本 週明け5日以降 雪の影響で首都圏の列車に大幅な遅れ発生する可能性と発表」)。
先月の関ケ原の大雪でも遅れが生じています(TBS記事「東海道新幹線 雪のため25日も運休・遅れの可能性 JR東海」)。
来週の大雪がどれだけ積もるかは不明ですが首都圏でも50%以上の確率で5センチ以上の雪が積もる可能性が予想されています(ウェザーニュース記事「来週5日(月)は関東平野で積雪の可能性 東京23区も降雪確率が高まる」)。
この場合ポジティブ思考だったら50%しかないと考えネガティブ思考だったら50パーセントもあると考えそうですが災害への備えに関してはポジティブ思考で対応すると非常に厳しいことになりかねません。
生命に関わってくる重大な問題ですが発生する損失の大きさも考慮すると期待値的には備えをする場合より備えをしない場合の方がマイナスが大きくなるかもしれません。
発生確率50%の降雪で備えをしたけど何事もなく過ぎその分のコストが多くかかってしまったとしても大雪で何も備えをせず損失がより多く発生するリスクを回避できるならその分の価値はあるんじゃないかと。
仮に大雪の確率が50%よりずっと低かったとしても人命を失うリスクもあるのだったら致命傷を回避するため相応の備えをするのが合理的です。
美味しい饅頭が100個あるけどそのうち1個は毒饅頭ですって言われたら食べたくないと思う人も少なからずいるんじゃないかと。
1%だったとしても命を失うリスクは重たいです。
有事の備えに関してはネガティブ思考で対応した方がよさそうですね。
首都高も電車も最悪の場合通行止めや運休になる可能性もゼロではありません。
2月5日に大学入試がある大学もあって東京だと亜細亜大学や大東文化大学、工学院大学、成城大学、拓殖大学、日本大学、明治大学、東京理科大学、法政大学、津田塾大学、駒澤大学等の大学が入試を行う予定です。
2月5日に大学入試を受ける受験者数が何人かは不明ですが大雪で交通が麻痺して受験できなくなるリスクも考えると受験地近くに住んでいないのであれば前日に受験地近くでの宿泊も検討した方がいいかもしれませんね。
2014年の豪雪でも大雪による交通機関のストップで受験できなかった受験生に追試を行った大学もあるにはありましたし(リセマム記事「【大学受験2014】大雪で影響受けた受験生へ追試、法政・青学・日大など」)複数日に入試を設定している大学なら別日程に振り替えできることもあります。
ただ追試日や振替日に本命校の入試が重なってしまう場合も考慮するとやはり事前の準備はしておきたいものです。
通勤通学はもちろん入試のシーズンでもありますし大雪にならないことを祈るばかりです。