会計責任者と4000万円以上の裏金で立件という大山鳴動して鼠一匹の裏金問題ですが突如岸田首相が派閥解消を言い出し言い出しっぺの宏池会及び問題が大きかった清和会と二階派が解散することになりました。
なお麻生派と茂木派、森山派は反発し派閥の解消は行わないようです。
岸田派でも政治資金の問題はありましたし派閥の解消自体は適切です。
やはり政治とカネの問題は看過できません。
現在の茂木派、竹下派と呼ばれていた時代の経世会が派閥政治の頂点に君臨していた30年前も政治とカネの問題は酷いものでしたがこの時も派閥政治の問題が取り上げられていました。
30年経っても政治とカネの問題が広範囲に起きていますが派閥のパーティーを通じた資金集めと分配システム自体にも大きな問題があるのは明白です。
カネのやりとりがある時点で純粋な政策の勉強会とは明らかに性格が異なっており現在の派閥システムは解消が必要なのは間違いないですね。
それに派閥政治の問題は政治とカネの問題だけではありません。
今回問題になったカネのやりとりも大問題ですが閣僚人事で派閥の推薦制度により当選回数は重ねたが大臣としての仕事ができない人が大臣になってしまうのも大問題です。
本来実力本位で選任すべきですし民間だって年功序列も崩れました。
なのに年功序列で大臣になれる制度を残しておくのも迷惑です。
当選回数5回以上で未入閣の入閣待機組が積み上がっていますが在庫処分が終わるまで残念な閣僚人事が続くなんて冗談じゃありません。
というか魔の三回生もあと2回の選挙で大臣になれる資格を得られますが派閥推薦で魔の三回生をごり押ししてくるのも悪夢なんですが。
政策集団ということならカネのやりとりだとか閣僚人事で影響力を行使できる派閥でなく文字通り政策の勉強会で十分だと思いますのでもう現在の派閥制度はいらないですね。
しかし派閥解消は当然として問題は会計責任者とか全部秘書のせいにしてトカゲのしっぽ切りで逃げ切る人たちです。問題の発端になった清和会と二階派は派閥解散に追随するようですが裏金問題をそれで有耶無耶にして国会議員を続けるのもいかがなものか。
部下を大切にできないこの人たちが有事の際に一般国民を守ってくれるはずがないのです。
自分だけ生き延びるために容赦なく一般国民を切り捨てる政治を続けるでしょうね。
訂正すればお咎めなしというのも政治家だけ極端な優遇です。
悪事はいずれバレるにしてもバレるまで国会議員として日本の舵取りを担うのはどう考えても危険としか言いようがありません。
自分たちは裏金でやりたい放題、献金した経済界には甘い汁を吸わせて消費税や社会保険料で容赦なく一般国民の竈をひっくり返してまで残った米粒一粒すら根こそぎ奪っていく人たちがずうずうしく居座るから失われた30年が継続したのではないかと思えてきます。
関係者全員政界引退してほしいものですね。
