1395ページ目 清和会の逃げ切りとオストラシズム

裏金問題で逃げ切りに成功し国会議員を続ける清和会の人たちの図々しさにはどうにも納得いきません。

一般国民からは容赦なく税と社会保険料を取り立てるのに政治家は裏金のお咎めなしではあまりにも理不尽です。

しかし今年解散総選挙があるとすれば政治とカネの問題も争点になるでしょうね。

そうなったときに裏金議員はどういう説明をするのか。

 

…いや説明しないでそのまま組織票で逃げ切るんですかね。

選挙の投票率が70%台割れし回復しない状態がここ30年続いており失われた30年の衰退だけでなく政治家のやりたい放題もある意味有権者の低投票率もまた原因ではないかと思うのです。
それを考えるとやはり失われた30年からの脱却やクリーンな政治を目指すのであれば一人一人が選挙に参加し清き一票で意思表示をすることが重要と言えそうです。


こんなことを言うとたしかに選挙は大事だけど投票率を上げるなんて出来っこないし談天雕竜の無駄な話じゃないかと思うかもしれません。

しかし日本だけに限った話でなく米国や欧州、中国など様々な地域で格差社会の問題が噴出していますがこのまま上級国民が富を独占するのも富を独占する上級国民にとって代わって自分が上級国民になり富を独占する者が現れるのではいつまでたっても一般国民の生活が安定しません。

信頼に足る候補がいないのも低投票率の原因の一つでもあるのですが裏金議員とかそのまま放置するのも不味い、裏金議員を放置するぐらいだったら別の候補に取り換えた方がいいんじゃないかと思えてきます。


古代ギリシアにはオストラシズムという制度がありました。

この制度は陶片にこいつヤバいので国から追い出すべきだと思った人の名前を市民が書いて一定数の票が集まった人が国外追放処分となる制度です。

この不人気投票制度は冤罪で悪評が広まった人が救済されない点で問題が生じます。

歴史的にもオストラシズムは司法制度が整備されることで廃止されました。

ただ司法制度が整備されていない、あるいは司法制度を実質的に掌握している上級国民が本人たちに有利な司法制度を整備する、または制度があっても実質的に運用させないような権力を行使するのであれば話は別です。

司法制度が機能していないのであればオストラシズムは有効となるでしょう。

いい候補がいないのは残念ですがダメな候補を落選させるための投票も致し方ありません。
結局検察は今回も役立たずでしたがそういうことならオストラシズム国賊に対応せざるを得ないですね。

といっても不人気投票制度はないので別の候補に批判票を入れる形になるでしょうか。
野党候補もどうかとは思いますが裏金問題の議員をそのままにしておくわけにもいきません

次の選挙はいつになるかは不明ですがとにかく裏金議員にだけは絶対に一票を投じないようにしたいと強く思います。