冬季オリパラ開催地が決まりました。
2030年がフランス、2034年がソルトレークです(HTBニュース記事「札幌消滅 冬季オリパラ招致 最終候補内から落選に秋元市長は「衝撃的な決定」ヤフーニュース)。
まだ本決定というわけではないですが他に有力な候補がいるわけでなく何か予測不能な事態になって開催辞退の申し出がなければ決定という流れですね。
さらに2038年もスイスを最優先に交渉するとの決定もありました(東スポ記事「紀藤正輝氏 バッハ会長の怒りで札幌五輪招致計画白紙に「個人の怒りで招致ができないって…」」ヤフーニュース)。
札幌は2030年開催どころか2030年代の招致自体があっさり吹き飛びましたね。
バッハ会長の怒りを買ったといった話がありましたがあまりにも東京五輪が酷過ぎて世論の反発が強くバッハ会長本人もぼったくり男爵との悪名が広がっただけにもう日本には関わりたくないという気持ちもうなづけます。
オリパラがぼったくりなのは客観的事実ですがそれを裏付ける話が次から次へと出てくる、電通とか逮捕者が出た上に機密費でIOC委員に贈答品を渡したなんて話まで出てきたわけですから(ゲンダイ記事「機密費でIOC委員に贈答品と発言の馳浩知事 文科相時代に「招致活動はフェアプレー」と断言」)日本の運営自体が信用できないと思ったことでしょうね。
後になって馳は否定してますが今更もう遅いですね。
あの脳筋野郎うっかり口を滑らせやがって!と関係各所も頭を抱えたことでしょう。
そもそも贈賄は明らかにアウトなのですがそれをうっかりしゃべってしまう偉い人がいるのも判明したわけですからぼったくりで儲けたいオリパラとしては日本は完全に地雷です。
しかしそれ以上に日本ではオリパラとか万博とか世界規模のイベントはもうまともに運営できるだけの人材がいないほど国力が低下したことが東京オリパラと大阪万博ではっきりしました。
オリパラはコロナ禍を差し引いてもクオリティの低さ、中抜きされ過ぎて開会式閉会式の残念さが日本の衰退を象徴するようでしたが万博も集客面では展示物次第でパビリオンがショボくでも成功する見込み0とは言わないですが予算面ではもう大失敗が目に見えています。
まあオリパラも万博も今後は一切お断りですけど先方としてもまともに調整もできないような日本ではかえってオリパラや万博の評判を落とすということで日本はもう外した方がよいと内心で思っている関係者も多いんじゃないかと。
大阪万博の件でもオリパラと関係部署が重複していたら大阪万博の準備の不手際の話がオリパラ関連の部署及びIOC関係者にも伝わって悪評が共有された可能性も考えられます。
ある意味願ったり叶ったりとも言えますが日本の偉い人の劣化ぶりに関してはそのままなのでこれはとても頭が痛い問題です。
国際イベントとかもうこりごりではあるんですけど予算的には失敗確定の大阪万博の責任について関経連の正義君と万博協会の十倉君、そしてこの2名を排出した住友財閥の当主にはきっちりけじめをつけてもらわなければなりませんね。
オリパラもずいぶんと中抜きが行われましたが万博でも何が起きているかは想像に難くありません。
万博の準備と同時並行で不正の監視と起きてしまった場合の対応についてもきっちり用意しておくのがよさそうです。
さすがに何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も公金をやりたい放題で上級国民が私腹を肥やすというのは我慢なりません。