1272ページ目 西武百貨店のホロスコープ

百貨店始まって以来の危急存亡の秋にある西武百貨店を占いました。

西武百貨店にとって正に今がいざという時なのですが西武池袋本店があれだけ大変なことになっているあたり何かホロスコープもかなり厳しい状況になっているのではないかと思えてきました。
なのでホロスコープを視てみます。なお西武そごうでそごうもあるんですけど百貨店としては今も別々の看板でやっている、社名は変えたけど実質的に西武池袋本店西武鉄道時代の西武百貨店の流れにあるので西武百貨店の創業日は1940年3月14日設立時刻不明として扱います。
ホロスコープは太陽魚座23.39度、月牡牛座18.24度周辺、水星魚座26.18度、金星牡牛座6.22度、火星牡牛座17.56度、木星牡羊座14.96度、土星牡羊座29.28度、天王星牡牛座18.92度、海王星乙女座24.16度、冥王星獅子座0.80度となります。
…やっぱりね、危急存亡の秋そのものでした。
トランジットの海王星魚座第3デークを運行してますがネイタルの魚座太陽水星と合、ネイタルの牡牛座火星天王星合にトランジットの木星天王星が合、逆行中のトランジット山羊座冥王星とネイタルの牡羊座土星がスクエア、ネイタルの乙女座海王星とトランジット魚座海王星オポジション、ネイタル獅子座冥王星とトランジット山羊座最終度数付近の冥王星オポジション及びネイタル牡羊座最終度数の土星でTスクエアができています。
要するに西武百貨店は二重のものすごい力で折られるし(冥王星冥王星土星Tスクエア)、時代の変革期で過去のやり方と現代のやり方、理想と理想の対立(冥王星冥王星オポジション海王星海王星オポジション)、莫大な富を巡って変革を要求する声が上がり社会的にも影響が拡大する(ネイタル火星天王星合とトランジット木星天王星合の合)、そして夢や理想の追求をストライキという実際の行動で示す(太陽水星合に海王星合と海王星オポジション)といった感じでなるべくしてなったようなものです。
火2,地5,風0、水2で地の要素が強力、富を集めるのも頷けるホロスコープで太陽水星合と海王星オポジションでファンタジー要素を実現できそうなホロスコープでもあります。池袋西武が百貨店売上高日本一になったのは1983年ですが1980年から1984年あたりまで海王星は射手座第3デークを運行しておりトランジット海王星ネイタル海王星太陽水星合のTスクエアが形成されておりかなりリスキーではあるものの上手く使えば夢と理想を実現できる、正に日本一になれるような星回り、使いこなせる人は限られてきますが実業家でもあり小説家でもあった堤清二だったらやれるでしょうね。データとエビデンスに基づく数字を重視した経営でなく「感性経営」の人でしたけどこの時期は海王星に委ねてしまった方がかえって上手くいったのかなと思わなくもありません(普通の人がやると現実感のない経営で散々な大失敗になるかもです)。
…が、それ以降、冥王星射手座時代は分が悪かった、いつまでも感性経営が上手くいくはずがなく当たれば大きいけど外れれば被害が甚大、バブル崩壊セゾングループは解体し西武百貨店もその影響を受けた2005年末にセブンアンドアイグループ傘下に入りましたがトランジット冥王星射手座第3デークで魚座の太陽水星がスクエア、かつ、乙女座海王星とのTスクエアで一つの理想、一つの時代の終わりを迎えることになりました。
ただその反面でリーマンショック前の段階で大資本の傘下に入れたのは一つの幸運でもありました。
特にコロナ禍の2020年から2023年は冥王星山羊座第3デークを運行しておりネイタル海王星太陽水星と調停のアスペクトを形成する、コロナ禍で大変なことにはなりましたがもし独立していたらとても対応できなかったのではないかとも思います。
しかし幸運に安住したのは不味かった、牡牛座の金星火星天王星山羊座第1デーク第2デークを運行する冥王星とトラインを形成する時期、特にアベノミクスでインバウンド需要が期待できる2010年代にインバウンド需要を取り込みつつ264万人もの池袋駅利用者を再び取り込むべく抜本的な改革を実施できなかったのは致命的でしたね。
トラインのアスペクトは放っておくと環境に甘えて何もしなくなる、何もしなくても生きていける環境を手に入れられるアスペクトですけどトランジットのアスペクトに関してはいつまでも続くわけではないですからね。
大資本の傘下にいるうちに自力で再び高収益を出せる体質になっていればセブンアンドアイが傾いてリストラの必要が生じても西武百貨店は独立してやっていけたかもしれない、地方の店舗はリストラせざるを得なくなっても池袋本店だけは死守できたかもしれません。
しかし結果は結果です。冥王星が本格的に水瓶座入りする来年はネイタル冥王星とタイトなオポジション、そして牡羊座最終度数の土星でTスクエアを形成する期間が長くなりますが限界を超える圧力が二重にかかる、地域とオーナーとの板挟みや格差社会で小金持ち相手の百貨店ビジネス自体の終焉等々で否応なしに変革を迫られます。覚悟はしているでしょうけどたぶんその覚悟以上のことが起きるかもしれませんね。危急存亡の秋西武百貨店はどうするでしょうか?