中国共産党大会が終了し習近平氏が国家主席として選出され3期目が決まりました。
通常は2期で引退なのですが異例の3期目で任期は5年延長で2027年までです。
7人いる最高幹部のメンバーは習近平派が多数で習近平氏の独裁はより強化されることになりました。
さてこれに面白くないのは李克強首相や胡錦涛前国家主席といった共青団の面々です。
習近平氏ら世襲組の太子党と不仲ですが中国共産党大会の閉幕式で胡錦涛氏が突然つまみ出されるという事態が発生しました。
本人の体調不良と言っていますが習近平氏の台本にない話をするつもりだったのか不満があったのかどうか実際のところは不明です。
ただ長老と言えども習近平氏には逆らえない状況にあるのだろうなとは思います。
引退したトップが影響力を行使させないようにするのは院政による混乱を防ぐという意味で全く正しいのですが反面で他の最高幹部が誰も国家主席を牽制できない人材というのが心配です。
経済がかなりヤバい状態になっている中国ですが習近平氏の独断で台湾侵攻をやって経済の失敗を軍事で取り返すといった暴挙に出ないとも限りません。
習近平氏を誰も止められない5年間になりそうですが中国の動向次第で世界がひっくり返るといったことにはならないでほしいものですね。
