コロナの影響で減少する鉄道需要。
JR東日本が来春のダイヤ改正で終電時刻を30分ほど繰り上げる方針を固めたとのニュースを見ました。
なお終電繰り上げには山手線も含まれているといった話もあるようです。
需要の減少に運行コスト、保守作業時間確保や働き方改革等の事情を考えると致し方ないところではあります。
コロナ終息後の鉄道需要がどうなるかは不明ですがテレワークの普及がコロナ後も継続するとなるとオフィスでの深夜労働だけでなく職場の飲み会の頻度の減少が想定されますが終電繰り上げでよりいっそう深夜残業がやりにくくなる、遅い時間の2次会、3次会が減り飲食業の需要減少も想定されます。
生活が健康的になるかもしれませんが飲食業にとっては中々難しいです。
さて終電繰り上げと同時にJR東は値上げの検討をしているそうですが果たしてどうなるでしょうか。
東京には私鉄やタクシーも充実していますがJR西に続いてJR東の終電繰り上げとなると他の私鉄や地下鉄、タクシー等の需要増加が考えられます。
もともとJR東は首都圏の鉄道運賃が高いですがこれにより他の交通機関に利用者が流出する可能性もあります。
コロナでJR東も業績が大きく落ち込みましたが値上げで利用客が減ればコロナ前の水準の業績を回復できないかもしれません。
JR東と言えば有力な安定株ですがコロナ後は安定株の種類も変わっていきそうです。
