コロナショックによる企業の倒産。
リーマンショックを超える不況の荒波でとうとう民事再生手続きを申請する東証1部上場企業が出現しました。
アパレル名門のレナウンです。
この企業は主にデパートで販売する高価格帯の衣料品を取り扱っているものの年々斜陽化するアパレル業界とデパートの例にもれず不振が続き近年では中国企業の傘下に入っていました。
2019年3月期も暖冬で厳しい経営環境の中でコロナ発生ときて持ちこたえられなかったのでしょう。
レナウンは株主優待セールも実施していてダーバンやアクアスキュータムの高級スーツやコートも割引価格で買えたのですが持ち株数によってはなかなか厳しい損失です。
高級コートと言えばアクアスキュータムとバーバリーが双璧ですがバーバリーを失った三陽商会はどうなるでしょうか。
向こうも向こうで業績不振により社長が交代し三井物産の支援で経営を立て直そうとしていますがコロナ自粛やデパートの斜陽化が厳しいのは同じです。
バブルの華やかな頃は大手アパレルと言えばものすごく儲かってそうなイメージでしたがいつの間にかどこも青息吐息の状況になってしまっておりなかなか世の中わからないものです。
1989年がバブルの絶頂期ですが当時に22歳で新卒入社した社員は2020年現在53歳です。
たった30年ほどでここまで世の中が変わるのか誰が予想できたでしょうか。
コロナ自粛に喘ぐ今から30年後の世の中はどうなっているでしょうか。
諸行無常です…