コロナ禍によるテレワークの普及と観光自粛によるホテル需要低迷。
大都市を中心に地価の下落が相次いでいます。
国土交通省によれば2020年4月から6月の地価は三大都市圏の商業地を中心に下落傾向にあるとのこと。
これまでは都市部を中心に地価がゆるやかに上昇傾向でしたがトレンドの転換を迎えた形です。
ワクチンが普及すれば地価も回復するので今は絶好の買い場だとする考え方もできそうですが国策で社会のICT化が進められていることを考えるとホテルはともかくオフィス需要は今後も減少傾向が続いていくかもしれません。
空室率上昇や賃料値上げ一服感も出てきてIT系企業が集まる渋谷ではオフィスバブルが崩壊したという話もあります。
さて今後もこの傾向が続くとなるとオフィス系のリートで安定的に高配当はなかなか難しくなるのではないかという気がします。
物流系は人気の反面、オフィス系は今一つ価格の回復が鈍いです。
ワクチンでコロナ前の水準に戻るなら買いでしょうが分配金利回りの低下で割安感はそんなにないかもと思います。
むしろ感染第2波の直撃を受けているホテル系の方が終息後の反動で有望かもしれないです。
住宅系は都心のマンション需要が地方移住でどうなるか不明な反面で便利は便利なので一定の需要はありそうです。
リーマンショックの時にリートも極端に値下がりしましたがその時に買っておいてその後の分配金の増額で年間利回りが10%近いというリートを持っている人もいると思いますがリーマンショック後の状況とは異なる点もあるので過去の経験則が必ずしも参考になるとは限らないものがあります。
西洋占星術的には2020年のグレートコンジャンクションで地の時代から風の時代に移行すると言われています。
こういう時代なので不動産関係の投資をするよりICTなど情報を扱う産業への投資の方が有望なのかなという気もします。
老後2000万円問題が昨年話題になりどうやって確保しようか思案中なので色々と悩むところです…