日経のエリート記者がまたよからぬことを言っていますね。
コラム「大機小機 大きな政治は復活するか」です。
少子化対策も防衛費財源も国民に便益を増やすのだから国民に負担を求めるべきだという主張をしています。
言い換えれば企業が負担する社会保険料や法人税でなく消費税増税で少子化対策や防衛費財源を確保しろという意味ですね。
消費税増税なんて一言も書いていませんがこの記事では2012年の自民公明民主の3党合意で「社会保障と税の一体改革」を実現したと言っています。
この2012年の3党合意、社会保障と税の一体改革というのは消費税増税ことです。
消費税増税を非常に肯定的に書いていますが書いた奴は「大愚」というペンネームを使っています。
そういえば中村亮というドリル優子を持ちあげるおべっか記事を書いた奴がいましたこのペンネームはこいつかこいつのお友達じゃないか?
例の東京会宛ての定期総会質問書でここで書いたネタが再利用されたのがお気に召さなかったかな?
まあ一からまた似たような内容を書くのは手間なのでこのブログの記事は別の場所で再利用することがあります。
別に中村亮の名称は出しても出さなくてもよかったんですが記事をまた書き直すのも面倒でしてね。
他にも加筆するところがあるしその部分については放置しただけのことです。
話が逸れましたが消費税増税に加えて60歳以降の奴らにも年金保険料を支払わせろ、専業主婦にも社会保険料を払わせろ、という感じで大企業に関係ない負担を増やせと言っています。
いやいや冗談じゃないですよ。
肉の分配の話でやったので割愛しますが無駄にカネを貯め込んでいる大企業こそカネを払えとしか言いようがないですね。
日経記事「5社に1社が最高益」も確認しましたけど景気がいい大企業と異なり一般国民は実質賃金が2年以上下落し30年前よりずっと貧しいです。
経済界は値上げ分を賃上げに回さず強欲インフレで一般国民の生活は厳しいです(東京新聞記事「もうけを賃上げに回さず会社が丸取り…「強欲インフレ」が日本を覆う 「人への投資」を問われた経団連会長は」)。
この状況でいったいどの口が「国民に改革を呼び掛ける指導者はいないものか」だと?
政治家がカネと組織票欲しさに経済界の代弁者に成り下がったのがそもそもの問題です。
失われた30年では改革どころか改悪しかやってませんよね。
そりゃ経済界だとか上級国民から見れば自分たちだけ利益が増えるわけですから「改革」に見えるでしょうけどゼロサムゲームの社会なのでその分、一般国民が貧しくなります。
特に3党合意は最悪でした。
自民公明も問題ですが野田佳彦とその背後にいるキッコーマンは絶対に許さん!
一般国民から生活の糧を醤油みたいに搾り取りやがってふざけるな!
消費税増税10%のせいで団塊の世代に次ぐボリュームゾーンである氷河期世代が出産や結婚のラストチャンスを失いました。
これは痛恨の極みです。
日本の少子化がここまで酷くなったのはこいつらの責任も大きい、自民公明だけでなく野田佳彦もA級戦犯の一人と言えます。
50年後ぐらいには3党合意が少子化を加速させた原因の一つと言われるでしょうね。
安倍元首相は何とか消費税増税を先送りしようとしたものの結局消費税は10%になり増税してすぐコロナ禍が発生しとんでもないことになりました。
この消費税10%がなければコロナ禍でもだいぶ経済的に救済されたのにね。
しかも海外では消費税を減税したのに日本だけは政治家と財務省の強硬な反対で消費税を減税しませんでした。
海外並に消費税を上げろと言っておきながら海外が下げたときはスルーです。
上級国民、大企業だけ優遇しておきながら負担は一般国民に押し付けるとかあまりにも理不尽というものです。
なんだか戦前の空気に似てきましたね。
海外では右派が勢力を拡大しています(日経記事「欧州右旋回、アジアに冷風」)。
日本も世界も格差が拡大してますからね。
不平不満がたまって不寛容になる人も出てくるでしょうよ。
前にも言いましたが財布の余裕が心の余裕でありお小遣いが心遣いの原資なのです。
移民はフリーライダーだから出ていけといった主張もありますがまあこれも日本も欧州も米国も似たり寄ったりです。
ただ右派の偉い人は既得権益をがっちり握っている上級国民だったりします。
自分たちが権力を握りたいから民族主義を煽っている面もありますし格差社会の矛先が既得権益層に向くのを防ぐため移民をスケープゴートにしている面もあるでしょうね。
パーティーの話に例えると一人で料理を全部食べてしまった食いつくし系が他の参加者から文句を言われたので料理がなくなったのはパーティー会場に招かざる客が忍び込んでこっそり料理を食べてしまったからだと責任転嫁している感じです。
まあ膨れた腹を見れば誰が食ったかは一目瞭然なんですけどね。
だけど実際1人2人ぐらいは招かざる客も紛れ込んでいたりするものです。
それで食いつくし系の目論見通り批判の矛先が変わってしまうのでした。
なお戦前だったら外国人を排斥するだけじゃなくて国外で植民地を獲得しようといった流れになりましたね日独伊は。
パーティー会場に料理がないので隣のパーティー会場を乗っ取ろうぜ!という感じです。
もちろんそんな横暴が通るはずがなく隣のパーティー会場から叩き出された挙句に扇動した食いつくし系(軍部とか財閥とか大政翼賛会の政治家とか)は縛り首や追放になりました。
食いつくし系がいなくなったおかげで日本もドイツも発展したし日独ほどではないけどイタリアも何だかんだで先進国の一角には入っています。
貧しいのも腹減りなのも外国人のせいじゃなくて既得権益層のせいだったのです。
まあ世界中で右派が伸長してますけど何せ右派ですからね。
自分たちの国が一番だと信じ切っている奴らが他の国、特に隣国と仲良くできるかというとそんなこともなく保護貿易になるとか戦争が起きるとか世界各地で一触即発の状況になるのかなと。
んでその一触即発の状態が大爆発して世界大戦発生というかつて2回繰り返した愚行の3回目が行われるわけです。
戦争というガラガラポンで既得権益層を一掃できるかもしれません。
しかし犠牲があまりにも大きすぎます。
既得権益層を一掃する前にその既得権益層に不利益を強要されて無謀な戦争で亡くなった人々がどれだけいることか。
やはり戦争なんてお断りです。
というか戦争を起こすのも各国の右派の偉い人、既得権益層だったりします。
やはり私は思います。
上級国民には何も与えてはいけません。
恩を仇で返す人たちですからね。
まあ日本の話に戻ると負担増は一切お断りです。
カネがないというのならまず既得権益層が失われた30年で溜め込んだ富を全部吐き出すことが先なのです。