啓蟄とは冬ごもりしている虫が暖かくなって湧いて出てくる的な意味の春の季語です。
「啓蟄を 啣へて(くわえて)雀 とびにけり 」(川端茅舎)や 「啓蟄の 虫におどろく 縁の上」(臼田亞浪)、「 啓蟄の 土かき消して 雨となる」(波多野爽波)といった俳句にも使われていますね。
柔らかな日差しと地を潤す雨水で若木や虫など外では生命の息吹が感じられる季節になりました。
家の中ではどうかというとようやくポトスの落葉が止まりました。
ただコバエもまた湧いて出てきちゃったんですよね。
寒ければ寒いでコバエなど室内の虫も出てこないのですがやはり気温が上がればそれだけ虫にとっても活動しやすくなります。
コバエの活動再開には別に驚きはしませんでしたけどなかなか根絶できず室内でガーデニングする上でかなり厄介です。
外だったら小さな虫をエサにする鳥やより大きな虫が捕食者として存在しますけど室内ですから鳥はいませんし虫対策をしなければなりません。
ジグモは出没することもありますけど糸が掃除の邪魔になるのでお外に出て行ってもらうとしてコバエは速すぎて見失うし小さすぎて捕まらないので殺虫スプレーで始末することにします。
そんなわけで昨年以前に使っていたキンチョールを押し入れから引っ張り出していざ使おうとプッシュしてみたところガスが弱いです。
何度も押して通常通り出ることもありますがガスの勢いが弱まってもう出てこなくなりました。
久しぶりに使ってみたら使えなくなっていたし外は雨です。
しかも不燃ごみの日は昨日でした。
次は二週間後です。
何という間が悪い事か。
まあキンチョールは雨が止んだら新しいのを買いに行くとして古いスプレー缶はガスはもうないんですけど振ると内容物がまだ残っている音がするんですよね。
スプレー缶を廃棄する際には中身を完全に出してからというルールになっていますがどうしたものでしょうか。
キンチョールのスプレー缶にはガス抜き方法は記載されているものの薬剤が残った場合については記載がありません。
杉並区のホームページで確認するとスプレー缶、カセットボンベ、ライターの出し方について「なるべく使い切って、その他の不燃ごみとは別の中身の見える袋に入れる。収集職員がわかるように「スプレー缶」や「危険」など袋に表示してください。「不燃ごみの日」に、集積所に出してください。」とあります。
なお「中身を空にするために穴をあけることは危険ですのでおやめください。」わざわざ太字にして注意喚起しています。
ガスはもうないもののまだ残っている薬剤はスプレー缶に穴を開けてまで出すなということですね。
ん?じゃあガス切れで出てこない中身はどうする?
上述の杉並区の説明文を改めて読むと「なるべく使い切って」とあります。
「なるべく」の意味は「できるだけ」という意味になりますが「できるだけ」というのは努力義務です。
どうしても使い切れなかった場合に関しては止むを得ません。
なるべくという文言はガス切れだけど中身が残っているケースを想定したんでしょうか。
ゴミ出しの際には他の不燃ごみと区別して袋に入れる、収集職員に分かるようにガス切れだけど薬剤は残ってます的な感じで袋に書いて出そうかと思います。
まったく暖かくなってきたのはいいんですけど虫まで湧いてきて困ったものです…