1268ページ目 ジャニーズ事務所広告打ち切り続々

ジャニー喜多川氏の性加害問題で謝罪会見を行ったジャニーズですが大企業の広告で今後はジャニーズ所属のタレントの起用を見送る動きが出ています。

大手だとマクドナルドや第一三共ヘルスケア花王共同通信記事「ジャニーズ広告起用の見送り拡大 マック、第一三共花王も」ヤフーニュース)等があります。

謝罪会見ではジャニー喜多川氏の性加害についての事実を認め謝罪はしたものの史上最悪の性加害者であるジャニー氏の名称をとった社名はそのまま変更せず被害者の救済に関しては具体的な話が不十分、新社長もジャニー喜多川氏の側近中の側近で自らも「僕のソーセージ食え」などといったセクハラパワハラをした疑惑もある東山氏が就任した件(クーリエ記事「BBC東山紀之新社長の「僕のソーセージ食え」発言疑惑を世界に発信」ヤフーニュース)など反省したとは言い難い状況です。

世界では未成年者に対する性加害はかなり炎上する、実際、世界でもキリスト教会の聖職者が優位な立場を利用して未成年の信者に性加害を行う問題が多発しており(日テレニュース記事「カトリック教会の聖職者451人が2000人近くの子供に性的虐待 米イリノイ州が調査結果を公表」ヤフーニュース)ジャニーズに対しても同様に厳しい視線が注がれるのも想像に難くありません。

デビューを対価に性的な関係を強要した、ギネスに乗るほどのカリスマだったわけですけど教祖性もあるだけに色々重なって見えるところもあります。

性加害の教祖を引き続き崇め奉るのなら邪教認定する人が出てくるかもしれません。

被害者への補償と救済に関しても今は社会問題になっていますけど次々に大きな社会問題が起きて注目度が下がりジャニーズ側がこの問題を有耶無耶にして補償ものらりくらりと逃げる可能性も脳裏をよぎりました。

今までずっと補償してこなかったわけですが本当に救済はするんでしょうか?

新社長の東山氏に関しても謝罪会見で自らのセクハラ発言について「「記憶をたどっても本当に覚えていない。したかもしれないし、してないかもしれない」と言っており完全否定できなかった時点で危ないです。

普通の人はそんなこといいませんって。したかもしれない時点でアウトです。

ジャニー喜多川氏に関しては既に故人ですが東山氏は存命中でこの人のセクハラパワハラを訴える人が出てくればまた炎上するかもしれません。

将来炎上するリスクを考えると「いかなる人権侵害も許容することはできない」「ガバナンス強化や被害者への補償を含めた救済策などが確実に講じられることを強く求める」「事務所の改革や再発防止の取り組みを確認した上で判断する」という企業側の言い分は正当性がありジャニーズ側のより踏み込んだ対応がなければ広告でのジャニーズタレントの起用は見送った方がよいと言えます。

まあジャニーズの経営体力からすれば広告見送りで干されたとしても当面は十分耐えきれそうですが性加害問題が事実認定されイメージも大きく悪化した状態で次世代のタレントを発掘できるかというとそれはどうなるか不明です。

ジャニーズが出禁を食らっている内に他の事務所が力をつけ昭和平成のように若手男性タレントといえばジャニーズといった地位を令和でも維持できるかはわかりません。

ジャニーズは再び会見で不十分だった点について説明する必要がありそうです。

 

それにしてもけっこう広告でジャニーズ外しをする企業たくさん出てきましたが人権保護に熱心だからというか案外、偉い人がゴリゴリの昭和体質な人で「男は男らしく、女は女らしくが普通の人間として正しく生産性もないホモはけしからん!」と本気で思っているが故にジャニーズを外したという企業もひょっとしたらあるんじゃないかという気がしないでもないです。

右派の古い価値観からすればジャニーズの問題は許せん!といった話になってしまうのではないかと。

それはそれでどうかと思う、LGBTに対する偏見も問題なんですがポイントはずれているものの結果的には打ち切りという形で行動としては人権尊重の企業と同じになります。

ジャニーズ外しだけを見て人権を尊重する企業かどうかを判断するのも早計かもしれない、他の行動に関してもきちんとチェックしたほうがよいでしょうね。