1249ページ目 トリガー条項発動見送り

ガソリン価格の上昇が止まりません。

とうとう14週連続の値上がりで1リットル当たり183.7円になりました(朝日新聞記事「ガソリン価格183.7円 14週連続値上がり、過去最高が目前に」ヤフーニュース)。

補助金で12円ぐらい安くなったとのことですが追い付いていません。

政府内では9月末に廃止になるガソリン補助金を延長する方向で検討しているようです。

 

何もしないよりはマシなのですがやはり高すぎるガソリン税こそ下げた方がよいという気がしてなりません。

物価高騰で消費税収も伸びているのだからガソリン税の二重課税の部分に関しては下げたっていいじゃないかといった話もあります。

しかしどうあってもトリガー条項発動だけは断固としてやりたくないようです(毎日新聞記事「トリガー条項の発動見送りへ 政府方針 ガソリン補助金は継続」)。

ガソリン1リットル160円を3カ月連続で越えたら25円分のガソリン税を減税する措置ですが補助金より減税額が大きい分効果的です。

改正に議論が必要だとか税収の補填が必要などといった話もありましたがそれは去年もやってます。

そして今年も同様にガソリン代高騰が起きている状況を考えると一時的な話とは言い切れずちゃんと議論したほうがよい問題です。

 

というか財務大臣鈴木俊一さんは2013年から2015年の3年間で1412万円のガソリン代を支出したといった話もありますが常識的に考えたらこんな金額にはならないのですけどね。

この人にガソリン代関係で財源ガーと言われてもお前が言うな!と言いたくなるのですが。

EV車の走行距離課税の話にも言及してましたね。

まあガソリン代が高いとEVに切り替える人が増える、だからEV車の走行距離課税を導入しようと言いたいがためにトリガー条項発動見送りを働きかけているのではないかと思わなくもありません。

EV車がガソリン車より重いから道路が傷むというなら空飛ぶクルマの開発を進めますか?

それなら走行距離課税はなくてもいいですよね。

 

まあそれはともかく鈴木大臣のガソリン代はさすがに極端ですけど車社会の地方ほどガソリン代高騰は重くなります。

そういえば鈴木大臣は岩手選挙区の人です。

岩手県と言えば9月に知事選と県議会選がありますけどいいんですかね。

この間あった盛岡市長選挙でも自民党が支援した現職が破れ新人が当選していますけどガソリン代高騰で困っている有権者が無策の政府を見限ったので与党の支援がない候補に票を入れたかもしれません。

遅かれ早かれ選挙はやってきますが物価高騰で皆か困っている状況で選挙戦に突入したらどうなるか。

低支持率で解散できないといった話もありますが仮に解散がなかったとしても任期はやってくる、衆議院の任期満了は2025年10月30日となっています。

解散がない参議院の任期満了は2025年7月28日ですが参院選で芳しくない結果のまま衆院選に突入して議席を減らすといった可能性もないとは言い切れません。

黄金の3年間もまだあと2年残っているから何とかなると思っているかもしれませんが時の経過はあっという間です。

ガソリン代と選挙の議席は2025年にはどうなっているでしょうね?