956ページ目 走行距離課税

環境対応及びガソリン代高騰でEV車の需要がより高まりそうな環境になってきましたが政府で走行距離課税の導入を検討しているようです。

ガソリン税が道路の維持費用になっていますがEV車は重くて道路が傷みやすいのにガソリンを使わないのでガソリン税が入ってこず道路の維持費をねん出するため道路を走った分だけ課税する走行距離課税を導入したいという考え方のようです。

一見すると合理的っぽいですが走行距離も個人情報の一種なわけでそれを政府が入手するというのはどうなんでしょうね。

公共交通機関が充実していない地方、観光需要、身体が不自由な人の移動で自動車は必要になりますが地方創生にならずバリアフリーにも逆行しかねません。

都会から地方に移住する流れがコロナ禍以降に増えましたがこれもまた逆回転するかもしれません。

自動車はただでさえ高くなっていますがガソリン車より節約になるから購入を検討する人も減少するのではないかと思います。

とはいえ道路の維持費の問題も考えなければならないのも事実です。

自動車の重量による道路の痛みに関しては空飛ぶ車が普及すれば解消されそうですがどれだけ普及するかも未知数でタイヤもつける仕様なら道路は傷みます。

となると重量税だとか高速道路の料金で回収するといった話になりそうですがこれらを高くしても自動車の販売台数及び観光や物流等で負担が増えてくるわけでなかなか難しいものがあります。

環境保護というなら究極的にはクルマを買わないのが一番なのですがそれをやってしまうと景気が悪くなるわけであっちが立てばこっちが立たずでなかなか難しいものですね。