1241ページ目 登録したのに登録できてないマイナ保険証

別人と誤って登録されている問題で大変なことになっているマイナ保険証ですが今度はマイナンバーを登録したのに健康保険証とひもづけされておらず保険証として使えないマイナ保険証があることが判明しました。

少なくとも40万人もいるとのことです(テレ朝ニュース記事「【独自】“ひも付けなし”40万人以上か…ポイント付与されても『マイナ保険証』使えず」ヤフーニュース)。

日本の人口からすれば微々たる水準で1%にも満たないと切って捨てる人もいるかもしれませんが40万人というと長崎市岐阜市宮崎市といった県庁所在地の人口に匹敵する規模です。

数字的に無視できる規模ではありません。

マイナ保険証しか持っていない場合で保険情報が確認できない状態だと自費扱いになることもあるそうですが3割負担で2100円だと全額自費だったら7000円です。

マイナ保険証と同時に健康保険証も一緒に持っていくことが推奨されていますがそもそもマイナ保険証に健康保険証を紐づけするのは持ち歩くカードの枚数を減らしてすっきりさせることも一つのメリットとして挙げられていたような気がします。

このメリットに関しては嘘だったことになりますが健康保険証を廃止した場合の対応がまた問題です。

健康保険証は廃止してマイナ保険証を持たない人には資格確認書を交付すると政府は言っていますがここで問題なのは登録したのに紐づけられておらずマイナ保険証を事実上持っていない人への対応です。

データ上はマイナ保険証を持っていることになるので資格確認書は交付されず結果として健康保険を使えず資格確認書もないので自費で診療を受けざるを得なくなる人が出てくるかもしれません。

逆にマイナ保険証を登録したけど紐づけがされていないので資格確認書も交付される場合はマイナ保険証と資格確認書の両方を保有することになりますがマイナ保険証は使えないことが判明した時点で修正させてから本人が使って資格確認書はそのまま失くしたことにするなどしてちゃっかり保管し別人に使わせるという違法なことをやらかす悪人が出てこないとも限りません。

どっちにしろ問題ですが本当に健康保険証を2024年秋に廃止してしまって大丈夫なのか?

ずっと健康で医者いらずでマイナ保険証を作った人は健康保険証が廃止される前に本当に健康保険証が紐づけられているかどうか確認した方がいいかもしれません。