1189ページ目 プーチン御所巻

あっという間にワグネルはモスクワ進軍をとりやめました。

ロシア政府とワグネルとの間で話がついたようです。

ワグネルはショイグ氏やゲラシモフ氏らと対立しておりそのための権力闘争としてモスクワを武力制圧する姿勢を示すのが目的だった可能性が指摘されています。

ネット上で御所巻が流行っていますが室町幕府足利将軍家を諸国の守護大名が軍勢で取り囲んで自分たちの要求を通すために行ったのが御所巻だと言われているそうでなるほどたしかにワグネルがプーチン大統領を御所巻にしています。

実際足利将軍家は思っているほど直属の武力があったわけでなく実際は管領の方が武力はあったようで今のロシアも壊滅的な被害を受けてワグネルなど傭兵団頼みの戦争になっており傭兵団が反乱を起こしたら正規軍がどれだけ対抗できるかは不明です。

仮に制圧できたとしても貴重な戦力になっているワグネルを失えばウクライナの制圧どころではなくなる可能性もあります。

さて武力で脅してワグネルはロシア政府から譲歩を勝ち取ったようですがこれから

どうするんでしょうね。

ロシアとウクライナが停戦あるいはロシアかウクライナのどちらかが勝利し戦争が終結した場合にプーチン氏が大統領のままだった場合は反乱を起こしたワグネルを活かしておくかどうかは疑問です。

それもワグネルは承知の上でやったとしたら当分ロシアとウクライナの戦争は終わらない、あるいはワグネルのブリゴジン氏に何かしらのポジションを用意する、プーチン氏の後継者をどうするかとか話があったのかもしれません。

プーチン氏と言えば泣く子も黙る独裁者ですがその独裁者も軍事力を持った傭兵団に脅されるあたり権力基盤は相当弱っていてもう独裁者として振る舞うのは難しいのではないかという気もしてきました。

ていうかポロニウムで毒殺指令とか怖くなかったんですかねブリゴジン氏は。

もし暗殺されたら作戦を指揮できる将軍の戦死が相次いでいるロシア正規軍はとても戦えなくなりますがそれも承知の上でやったのであればブリゴジン氏は相当ヤバい人です。

プーチン氏がワグネルの出した条件を受け入れなかったら案外そのまま軍事クーデターになっていたかもしれませんね。

なんかもう手が付けられない状態になってますがロシアは本当にどうするんでしょうね。