1154ページ目 バフムトは陥落したのか?

ロシアの民間軍事会社ワグネルのトップがバフムトを掌握したと語っていますがウクライナ側はまだ陥落しておらず戦闘が続いていると言っています。

実際のところはどうなんでしょうね。

ついこの間には弾薬が足りずワグネルがバフムトから撤退すると言っていましたが弾薬に関しては供給されたようで今もワグネルは戦闘に参加しています。

ゼレンスキー大統領は今も戦ってはいるがバフムトにはロシア軍に全部破壊されて建物も何もないと言っています。

二日前にはロシア軍が後退したといったニュースもあり結局どうなっているのか不明ですがこの局面でウクライナから遠く離れて来日するあたりはより踏み込んだ軍事支援の話をしたんだろうなとは思います。

実際米国はウクライナに対するF-16の提供を認める方針を出しました。

ウクライナ空軍はロシア製のミグやスホイとかが主力で基本設計が異なる西側製の兵器を提供しても使えるのか?と思わなくもないですが数を優先するなら50年前の基本設計ではあるものの派生型も多く各国で大量に余っているF-16を配備するのも選択肢ではあります。

本当に将来NATO入りするなら兵器類もロシア製から切り替えたほうがよく将来のNATO入りを見据えたF-16の提供という側面もあるのでしょうか。

西側からの兵器類の提供の合意を取り付けウクライナに帰国して今後反転攻勢をかけていく、5月末ぐらいにまた戦況が動くのかもしれません。

 

それにしてもサミットと同時期に中国で中央アジアの国を招いた西安サミットが同時開催されていましたがこっちは公用語がロシア語だったようです。

地理的にはウクライナ中央アジア寄りとはいえ中国がロシアを止める気配はなく敢えてオンラインでなく広島を直接訪問したあたりは日本の明治維新後のような感じで中露や中央アジアからウクライナ脱亜入欧するつもりがあったんじゃないかと思わなくもありません。

今後西安サミットは定期開催されるようですがそのうちロシアも加わるかもしれません。

G7とグローバルサウスといった話はありますが中露というか中国が盟主になって再びかつての冷戦構造を作り出すような状況が再びやってくるのでしょうか…