三井住友信託銀行から入金制限のお知らせが来ましたがもちろん迷惑メールです。
そもそも信託銀行の口座は三井住友信託銀行も含めて全く保有していません。
いつもの通り無視して削除していたのですが3回ぐらい来たのでいったいどうなっているのか気になりました。
ネットで検索してみると先月の時点で三井住友信託銀行を騙った迷惑メールが確認されており(先月我が家にも届きました)4月9日時点で三井住友信託銀行から注意喚起の文書が出ています。
当社から電子メール、SMS により、インターネットバンキングのダイレクト会員番号・ログインパスワード・確認番号(乱数表)の入力をお願いすることはございません。また、確認番号(乱数表)の画像送信をお願いすることもございません。
電話認証サービスをご登録の場合、電話認証が必要となるのは①新しい振込先を指定して振り込む場合と②事前に振込先を登録する場合のみとなります。銀行口座やサービスの継続利用のために、電話番号の入力が必要になることはございません。
とのことです。
重用・緊急で入金制限のお知らせとか迷惑メールのタイトルになっていて4月13日までに質問に回答しないと解約すると言っていますがこの質問でログインパスワードとか電話番号とかの個人情報を入力させる手口になっているんでしょうか。
銀行だったり運送会社だったりこの種の迷惑メールのバリエーションは色々あって三井住友信託銀行の迷惑メールだと入金制限の他に不正ログインの検知のお知らせとか当社サイト利用制限のお知らせといった感じで複数あります。
まあ全部迷惑メールなんですが疑問なのは何でまた三井住友信託銀行なのかという点です。
銀行口座の情報を入手するのであれば運送会社の名称を騙るより金融機関の名称を騙った方が詐欺師にとって効果はあるのかもしれませんが普段の入出金を考えるとメガバンクやゆうちょ銀行を利用する人が多く使いやすさの点で信託銀行を選ぶかどうかは疑問です。
口座を持っていないのでタイトルを見た瞬間に明らかに自分には関係がないと思う人が大多数で見もしないで捨てられるだけです。
にもかかわらず敢えて信託銀行の名称を騙るとしたら詐欺師も量より質に転換したのかもしれません。
信託銀行を使うメリットとしては銀行よりも資産運用や資産管理がしやすい点が挙げられメガバンクの他に信託銀行に口座を開設して相続対策をする富裕層もいます。
不特定多数に詐欺メールを送っても無駄になりますがごく少数でも三井住友信託銀行に相続対策で口座を開設している富裕な高齢者を騙すことができれば詐欺師としてはそれでよいと考えたのかもしれません。
迷惑メールで騙る名称は様々ですが引っかかる件数は少なくても被害総額は割と他の迷惑メールと比較しても上位に来る可能性もあります。
もし信託銀行に口座を開設しているおじいちゃんおばあちゃんがいたら気を付けてもらうよう話をしてみるのもいいかもしれませんね。