一体何回目になるのかわからなくなりましたが今日の午前中に北朝鮮が弾道ミサイルを発射しました。
ミサイルは日本海に落下しています。
なお日米韓で連携して対応する方針が示され国際社会への挑戦だとして北朝鮮に抗議していますがこれもいつも通りの反応です。
もうこの種のやりとりは金正恩の前の金正日の時代から定番化しているのですが90年代と異なるのは北朝鮮が着実に技術力を向上させている点です。
何だかんだで北朝鮮の弾道ミサイルはだいぶ飛距離が上がってきており日本はもちろん米国も北朝鮮のミサイルの射程圏内に入ってきたので本腰を入れて対応せざるを得なくなってきました。
かたや日本はどうかというと防衛最大手の三菱重工の技術力衰退が著しく旅客機も衛星ロケットも打ち上げられないほどです。
20世紀にはどちらも三菱重工でやっていた事業ですが21世紀の現在ではできなくなりました。
もちろん要求水準が上がったので20世紀とそっくり同じものを作っても安全基準等で通らないといった話もあるのでしょうがそれにしたって日本はアジアでもっとも技術力があるといった認識については改めざるを得ない状況です。
衛星ロケットも弾道ミサイルも用途は異なりますが技術的には共通点が多いです。
北朝鮮が本気を出しても経済力はもちろん技術力でも日本には敵うまいといった意識で侮っていると思わぬしっぺ返しを食らうような気もしてきました。
失われた30年で進歩しなかった日本は経済力でも技術力でもアジアの中堅国レベルになっていきそうですが北朝鮮のミサイルを撃ち落とせるだけの技術を果たして開発できるでしょうか。
どれだけ当てになるかは不明ですがミサイルが降ってくる等いざという時の避難場所は考えておいた方がいいかもしれませんね。