1029ページ目 水道橋博士辞職と議員ローテーション

れいわの水道橋博士参議院議員が辞職しましたが後任はなんと議員ローテーションにするそうです。

1年ごとに個人の得票数順に参議院議員になり1年経ったら辞職して次の順位の人に譲るという形の5年になるとのこと。

これは全く想定外です。

制度上は全く問題ないんですがまさに制度の裏をかくやり方はさすがにどうなのかと思いました。

繰り上げ当選自体がそこまでたくさんあるわけではないし自民も民主もこの種のやり方は全く使う気がなかったから何も制度的に対応がなされなかったのでしょう。

選挙制度の盲点をつくことで選挙制度について考えさせるという点である意味貴重な存在かもしれませんが政策についてはどうなっていくのか、1年ごとに交代する状態で腰を据えて政治活動ができるのかは疑問です。

多彩で多様なメンバーの声を政治に反映させるという話ですが得票数順だと後ろにいくにつれて不人気な人になっていくというのもどうなんでしょうね。

得票数が少ないからと言って有能でないとは限らないんですがそれを言い出したら民主主義になりません。

とはいえこの党は実質的に山本太郎となかまたち、まあ山本太郎代表が突出している状態なので誰が参議院議員になってもコントロール可能な自信があって議員ローテーション制を言い出したのかもしれません。

しかし本当に何がしたいんでしょうね?とりあえず話題にはなったけれどそういう話より防衛費とか社会保障費関係の増税の話のようなもっと社会的に大きな関心が集まっている課題について何かいい提案とかしてほしいものです。