世界一の人口大国として知られる中国ですが61年ぶりに人口が減少し人口世界一はインドになるそうです。
発表したのが中国国家統計局なので本当に嘘はないのか?と思わなくもないんですが人口数も世界に存在感を示す要素の一つなのでこの件については嘘は言っていないのでしょう。
2022年末の時点で85万人減って14億1175万人になったとのこと。
中国は過去に人口爆発に対応するため一人っ子政策をやっていましたが少子高齢化促進政策なので50年経って人口減少につながるのは50年前の時点で予想はついたことです。
ただ70年代は中国も混乱していて50年も先の話どころではありませんでした。
その後改革開放路線で経済が成長し中国でも先進国のように一人っ子どころか子供を産まない選択をする世帯も増えてくるとようやく少子高齢化でどうなるか、すでに日本が少子高齢化社会になっていて今日の日本が明日の中国になりかねないということで2015年に一人っ子政策を改めたのですが時すでに遅しでした。
しかもコロナで中国では大勢の死者が出ており6万人が亡くなったとも言われています。
もともとの少子高齢化に1割上乗せした形です。
コロナについてはワクチンと治療薬で何とかするにしても少子高齢化はどうにもなりません。
無戸籍者が中国には1300万人いるとも言われていますが無戸籍者に戸籍を付与し人口に加えれば統計上は幾ばくか人口も増えるでしょうが加速度的に進むのが少子高齢化の怖い所で一人っ子政策が始まったのは1979年です。
2015年まで36年間も少子高齢化を政府として推進していたわけですから本当に大変なのは21世紀中盤あたりです。
世界の二大大国として大きな存在感を発揮する中国ですが加速度的に減少していく人口でこの先も二大大国でいられるか、台湾侵攻の懸念も上がっていますが内政的には2040年代2050年代あたりが一つの山になるのではないかという気もします。
世界第一の人口大国はインドになりますがはたしてインドが中国並みに経済発展するかどうかで世界の経済成長も変わってくるかもしれません。
もう本当に戦争とかやってないで中国も人口対策を何とかした方がいいんじゃないかと思いました。