ゼロコロナ政策解除を行った中国でコロナが急増しているようです。
厳格な規制で経済活動がストップし独裁者の権力を以てしても世論の反対の声を聞かざるを得なかったのですが今度はオミクロン株による感染爆発で死者数も増加し遺体安置所も一杯になっているのだとか。
中国政府はコロナは弱毒化したと言っていますがワクチン接種による重症化リスクに関してはファイザーやモデルナといった効果の高いワクチンでなく自国開発で変異株に対応できるかどうか不明のワクチンなので経済活動の制限を解除した他国のようにはいかず死亡率も高くなっても不思議ではありません。
面子の問題もあったり製造技術の開示要求もあったりしてmRNAワクチンを調達できなかったのですが北京五輪を成功させた自信もあり中国でも経済活動制限を行わなくても何とかなると踏んだのかもしれません。
しかしふたを開けてみると制限解除からそう時間を置かずあっという間に感染爆発が起き無症状感染者数の発表や行動追跡アプリも廃止し行動制限解除というよりむしろ感染爆発の隠蔽に走っている状況となっています。
オミクロン対応の中国製ワクチンの開発状況がどうなっているのか不明ですが行動制限をしないんだったら無理せずファイザーやモデルナの受け入れを行ってはどうかと思います。
というか最初の2020年のコロナも中国から始まったわけで中国だけコロナが蔓延し海外旅行を通じてまた世界のコロナ感染を増やすというのも困ります。
2021年はワクチン不足で逼迫していましたが今なら中国のワクチン購入分も対応できるでしょう。
経済を優先するにしても感染爆発を防ぐのは当然の話で人命第一ですし製造技術開示要求は引っ込めた上で効果の高いワクチンで世界のコロナ感染対策に中国も協力してほしいと思います。
それにしても来月の春節はどうなっているでしょうか。
日本もお正月はすぐで地下鉄の深夜運転こそないものの昨年より人流の増加が想定されコロナ感染も増加が見込まれます。
超過死亡率も増えていますがコロナ感染者増加による医療逼迫は報道が少なくなっただけで今も発生しており入院できずに亡くなる高齢者も少なくないのだとか。
もうずっと我慢してきたのでこれ以上制限するのも無理とはいえ今後も最低限感染防止対策は必要になりそうです。
