今日も各地がクリスマスで大賑わいですがお隣の中国ではクリスマス禁止令が出ているようです。
元々共産主義は資本主義だけでなく宗教も否定するところがあり、かつ、中国の場合は欧米を敵視しているところもあってクリスマスのようなキリスト教のイベントはけしからんといった話になっています。
クリスマスにケーキを食べて初詣に神社仏閣に行ってお盆やお彼岸でお寺に墓参りに行ったりする日本人がいい加減だといった認識もあるのかもしれませんがクリスマスはキリスト教以外でも割とメジャーでイベントでそこまで目くじらを立てなくたっていいじゃないかと思います。
西洋の文化を拒否すると言い出したら究極的には英語も禁止ということで非常に面倒なことになってきます。
習近平氏の趣味はスポーツ観戦もあるそうですが中にはサッカーやバスケ、フィギアスケートといった種目もありこれらは西洋発祥のスポーツであり一般国民には西洋文化を禁止して独裁者は西洋文化を楽しむといった矛盾も生じます。
西洋文化排斥は無茶苦茶としか言いようがありません。
ただその一方で今年に関しては中国ではコロナによる死者が激増している状況にあります。
欧米製のワクチンを用意していない状態でゼロコロナ政策を撤廃して感染爆発し一日辺り5000人以上も死者が出ているといった試算も出ています。
クリスマスが気に入らないというよりイベントで人が集まるのを阻止したいからアンチ西洋を大義名分にクリスマス禁止令を出しているだけなのかもしれません。
やはりゼロコロナ政策を解除すべきではなかったと思っているのかもしれませんが解除からそう時間も経っていないので今更やっぱりゼロコロナに戻りますとはさすがに強権をもって知られる中国政府も言いにくいのかもしれません。
しかし来月は春節です。
クリスマスに集まってお祝いするのを西洋文明排斥を大義名分に禁止できたとしても中国の伝統行事まで禁止するのは難しいでしょう。
火葬が追い付かない状態でwithコロナで対応しようにも非常に厳しいものがありますが政府関係者だってコロナに感染するリスクはあるわけでクリスマス禁止令など出すよりまずオミクロン対応ワクチンを確保した方がいいんじゃないかと思いました。
もっともそれもまた西洋文明に屈すると言った認識もありそうですがもう命がかかっているのになりふり構っている状況ではないと思うのですが…
