933ページ目 げっぷに税金

ニュージーランドは酪農家に牛のげっぷや尿を対象にした課税を計画しているそうです。

牛のげっぷや尿にはメタンや亜酸化窒素など二酸化炭素を上回る温暖化ガスを排出しており酪農大国でもあるニュージーランド全体の半分に相当しているとのこと。

対策としてはメタン等の排出量が減る飼料が既に出光興産が開発しておりこの種の飼料の普及を促進する、メタンを排出しにくい品種の牛を育てる、産業の構造転換を促進する、等が考えられますが競合するオーストラリアとの競争もあるわけで特に日本だと円安もある中で税金の分上乗せされた牛肉や乳製品は買いにくくなるかもしれませんね。

とはいえ国家財政が厳しいのはどの国も同じですからニュージーランドでげっぷ税が受け入れられたら他の国も追随する、日本も北海道で酪農が盛んですから他人事ではありません。

牛肉けっこう高いですがもっと高くなるとなかなか食べられない、昭和とか戦前はすき焼きが御馳走でしたが再びそんな時代が来るかもしれませんね。

 

とはいえ培養肉の研究も行われていて牛肉味の培養肉が安く購入できるようになったらそれなりに売れるんじゃないかと思います。

なお培養鶏肉のチキンナゲットは一皿23シンガポールドルだそうですが円換算だと約102円ですからだいたい2300円になります。

まあとても高すぎて買えませんが技術革新が進んでもっと安く生産できるようになるといいですね。