今日で源頼朝が征夷大将軍に任命されて830年になるそうです。
なお旧暦だと7月12日なのですが太陽暦なら8月21日とのこと。
1192年の征夷大将軍就任なのでいいくにつくろう鎌倉幕府で覚えた世代なのですが今では守護地頭が設置された年、いいはこつくろう鎌倉幕府で1185年となっています。
それにしてもいったいいつ変更されたんでしょうね。
調べてみると2000年代半ばから教科書に変更が反映されたようです。
幕府成立の定義を征夷大将軍就任とするか守護地頭など事実上の支配権確立とするかの学説上の議論の結果として変更されたとのこと。
幕府は幕を張って陣地を将軍が設営するのが由来ですが幕府を統治機関と考えると統治権確立の方が重要視されてきます。
後世の解釈ではいいはこつくろう鎌倉幕府ですがそれにしても当事者である鎌倉武士は幕府についてどう思っていたんでしょうか。
源頼朝が考える鎌倉幕府成立の日というがどこからか古文書に記されていた場合、征夷大将軍本人の見解ということでまた教科書が変わるような議論が出てくるかもしれませんね。