786ページ目 マイクロマネジメント

ウクライナの反撃で押し戻されつつあるロシア軍ですが上層部の指揮も負けて当然の状態になっているようです。

大佐クラスの指揮官が行う意思決定までプーチン大統領が直接監督しているのだとか。

プーチン氏は軍ではなく諜報出身で軍事のプロではありません。

素人とまではいかなくても戦争のプロでない人が直接戦術レベルの意思決定まで口を出してどうするんでしょうか。

よほど現場を信じられないのか、指揮官が死に過ぎてプーチン氏も介入せざるを得なくなったか、悪い情報が上がってこないので直接現場介入で情報を得ようとしているのか、諜報出身者として軍に思うところがあるのか色々背景はありそうですがマイクロマネジメントの典型例です。

これをシビリアンコントロールと開き直るのかどうかは不明ですが現場レベルの意思決定は果たして大統領がやるべきことなのか?国民生活や和平交渉を優先してやるべきなのに戦術にまで口を出していては現場の指揮も下がるというものです。

もっともそのプーチン氏のマイクロマネジメントのおかげでロシア軍が目的を達成できないのは世界的にはよいことなので何とも複雑ではありますが敵失でロシア敗退もそろそろ見えてきた感があります。

それで焦って余計に介入を強めそうなプーチン氏ですがまさか直接本人が戦場で陣頭指揮をとると言い出したりするかもしれませんね。