296ページ目 入院先受け入れ未定と入院拒否で懲役刑

コロナ感染拡大で首都圏だけでなく大阪・兵庫・京都・愛知・岐阜・福岡・栃木でも追加で緊急事態宣言が発令されることになりました。

昨年からずっと厳しい状況が続き1月も中旬になりましたが未だ収まる気配がありません。

都内でもコロナ陽性が確認されたものの医療機関が手一杯で入院先未定の人が6000人を超える状態となっています。

民間病院の受け入れが少なく公立病院が主なコロナ入院先となっているわけですが公立病院自体が少ないので病床は足りません。

一方、政府は感染症法改正でコロナ入院拒否をした場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金刑とする案を検討しているようです。

感染症で入院もせず他の人に感染させるのは困るので入院拒否には刑事罰を科すこと自体は一定の合理性はあります。

…が、今回のコロナ感染拡大のように入院先が見つからないほど感染者が増加した場合はどうなるんでしょうか。

入院先がないから入院できないのと入院先があろうとなかろうと入院したくないので拒否するという問題は別々ではありますが入院先受け入れ未定者が多数いる状況で入院拒否の罰則を検討するというのは入院して治療を受けたいのに受けられない人から入院拒否するつもりないから早く何とかしてといった声が出てきそうです。

今後のことも考えれば入院拒否の対応についても早急に決めておく必要はありますがそれには確実に入院できる状態をきちんと確保されていることが前提です。

公立病院をコロナ特化にする話も出ていますがともかく入院先受け入れ未定者の解消も何とかしてほしいと思いますね。