210ページ目 個人の現預金1031兆円

政府の家計調査によると今年6月末における個人の現預金残高は1031兆円あるそうです。

1000兆円というと金額が大きすぎてよくわからないんですが日本のGDPがだいたい550兆円なので約2年弱分のGDPを現預金で国民が握っていることになります。

日本の人口は約1億2千500万人ですので一人当たりに換算すると約800万円ほどです。

 

日本は消費や投資をしないで貯蓄する人が多いというのが昔からの傾向ですが本当にそんなに現預金を持ってるのか?と思わなくもありません。

他の人は知りませんがウチはそんな金額の現預金を持ってません。

本当に平均で800万円も現預金を持っているなら老後2000万円問題の半分近くはすでにクリアしている計算になります。

この800万円と言う数字は富裕層も貧困層も含めての平均値なので実際のところは富裕層がものすごく巨額の現預金を貯めこんでいるということですね。

若い層も含めた貯蓄の中央値はおよそ400万円程度だそうです。

格差の大きさがなんとなくわかるような気がします。

 

コロナ禍で不要不急の消費を減らしいざという時に備えるという意味で家計の現預金が増えたという面はありますがコロナ後はどうなるんでしょうか。

コロナ禍を経て格差がより一層広がれば治安の悪化など残念な状況になってしまいそうですが格差解消にも政府には取り組んでほしいものですね。