政府の社会のデジタル化推進。
教育においてもeラーニング等遠隔教育が進められていますが教科書に関しても平井デジタル改革担当大臣は小通学校の教科書は原則デジタル化を行うべきとの考えを表明しています。
何冊も教科書を抱えて移動するよりパソコン1台の方が効率的とのことです。
実際、教科書はとても重いです。
ゆとり教育見直しで学習内容は重くなりましたが教科書そのものの重さもその分だけ重くなっています。
しかも1日に6コマも7コマも授業があり、かつ、全て教科書が必要な教科だと必要になる教科書も多くなりますがそれに加えて社会や理科などは資料集、英語は辞書がつくこともあります。
これはとても重いですが小学校低学年の子供は体が小さい分、相対的にランドセルの重さは苦しいものがあります。
7歳男児の平均体重はだいたい25キロですがランドセルは教科書や資料集、ノート、問題集その他諸々合わせてだいたい6キロ、重たい日は10キロ近くなります。
置き勉で学校に教科書類を置いていく案もあるにはありますがそれをやると予習復習が不便、教科書の内容を宿題として出す場合は持って帰ってもらわざるを得ないという点で不都合があります。
あまりにも重たすぎて腰痛になる小学生もいるらしいですがこれはたしかに重さ対策として教科書のデジタル化も検討する必要はありそうです。
とはいえ一つの籠に二つ以上のタマゴを入れるなという話もあるようにパソコンをなくしてしまった、故障した、忘れた場合、授業丸1日分で支障が出ます。
授業時間が違う別のクラスの子供に借りようにもパソコンは1台なので借りようがありません。
またスマホ老眼の問題が生じていますが1日中パソコンの画面を見ることで子供の近眼がより進行することになる可能性があります。
さらにパソコン一人1台が前提ですが高価なのでなかなか普及が進んでおらず実際に教科書のデジタル化ができるのはいつになるか不明であり課題は山積みです。
ただ教科書類が危険なほど重すぎるのは問題でありデジタル化も進めていく必要はあります。
当面は必ずしも毎回の授業で使うとは限らず、かつ、重量もある資料集の類はデジタル化してもよいのではないかと思います。
デジタルとアナログの利点をうまく使いつつ子供の負担を軽減してほしいものです。