若い世代の納付率が低調な国民年金ですが納付率向上のため納付手段として新たにQR決済の導入が検討されるようです。
なお現在は現金、クレジット、口座振替といった納付方法となっています。
社会のデジタル化推進という意味ではまったくの無駄とまでは言い切れませんが果たしてどれだけQR決済が利用されるでしょうか。
納付率を向上させるにあたって多様な手段を用意することは有効な面もあります。
実際、クレジットを作れない若者も少なくないです。
ただ国民年金の納付率が若い世代ほど低迷しているのは収入が厳しい若者が多い、少子高齢化が進む現状ではいざ国民年金を受け取る年齢になった時に貰えない可能性があると考えている、そもそも学校で詳しく勉強しないので国民年金制度の内容がわからず払わないままとなっている等の理由が大きいのではないかと思います。
QRコード決済導入を行うなとは言いませんがもっと根本的なところを解決しないとなかなか国民年金の納付率は上がらずQR決済導入コストだけかかってしまうといった可能性もあるかもしれません。
実際のところ決済手段の追加でどれだけ納付率は向上するでしょうか。
そのあたりの数字もきちんと出してほしいものですね。
