大阪市を廃止して特別区に再編する大阪都構想ですがまたもや否決されました。
5年前にも投票を実施していますがやはり5年では反対派を説得するだけの時間が足りなかったということでしょうか。
大阪市を廃止して二重行政を解消することで行政コストを削減するのはよいのですがコロナ対応のように切迫した課題ではないと考える有権者もいたのだろうと思います。
大阪も都になって東京に対抗できる自治体にしたいという人もいたかもしれませんがそのあたりもあまりこだわらないという人の方が多かったかもしれません。
それにしても大阪維新の会は今後どうするのでしょうか。
看板政策だった大阪都構想は2度も否決されており再び掲げるのは難しいものがあります。
松井市長は政界引退も示唆しています(ただ大阪市長の任期は2023年4月までありけっこう時間もあるので引退撤回もひょっとしたら…と思います)。
吉村府知事も3度目の大阪都構想挑戦については見送る姿勢を示しています。
来年は衆院選がありますが国政政党としての影響力は低下しそうです。
ただ否決は僅差でした。
二重行政への不満を持つ有権者は多く今後は大阪都構想以外の方法で府と市の二重行政解消に取り組んでいくことになりそうです。