ワクチンの高齢者向け接種が始まっていますが予約が大変なことになっています。
感染拡大が続く大阪では窓口で予約しようと徹夜で高齢者が並び整理券を配布したら予約が始まる時間になる前に埋まってしまったようです。
高齢者の重症化率が高く、かつ、病床が逼迫している状況なだけに必死の覚悟で並んでいるであろうことは想像に難くありませんがこれで三密になる可能性を考えたら窓口予約は実施すべきではありませんでした。
行列のできる店で徹夜禁止をしているところもありますがそのあたりの状況も考えてワクチンの予約システムも整備してほしかったですね。
が、その一方で愛知県ではスギ薬局の会長夫婦が優先して予約を入れられるよう西尾市の副市長が便宜を図ったことが明らかになりました。
一般の人はなかなか予約が取れませんでしたが秘書がしつこく会長夫妻の予約を入れるよう頼んできたという話でした。
なおさすがにクレームがきたようで会長夫妻の予約は急遽取り消しになったそうです。
秘書があまりにもしつこかったから根負けしたのか他に何か会社側から見返りを提示したのかどうか知りませんが医療従事者すらまだ接種が終わっていないのに上級国民は特別扱いという話が出てきても仕方のない状況です。
結局スギ薬局は秘書が勝手にやった、ワクチンの件は申し訳なかった、アナフィラキシーがあるのでワクチン接種は希望していないといったコメントを出していますが実際のところは何とも不明です。
ワクチンを巡っては自衛隊に大規模接種を丸投げしさらにその大規模接種もまた派遣会社などに丸投げという話になりつつありますが本当にもう何という後手後手感でしょうか。
先手先手はもう日本人には無理なんじゃないかという暗澹たる心境です…
