1330ページ目 財務副大臣辞任

神田財務副大臣が辞任しました(読売新聞記事「神田憲次財務副大臣が辞任、税金滞納で事実上の更迭か…改造内閣発足後の政務三役辞任は3人目」ヤフーニュース)。

ついこの間、法務副大臣が辞任したばかりですが今度は財務副大臣とはね。

過去の税金滞納による差し押さえが4回もあった件が発覚しましたがこの人は税理士(しかも税理士に必要な研修も受講していない疑惑も上がっています(東京新聞記事「事実でないものある」 文春報道に神田財務副大臣))なのに税金滞納による差し押さえでしかもよりによって財務副大臣なわけですから怒って当然です。

いくら過去のことでこれからしっかりやると言ったところで少子化対策財源の社会保険料値上げだとかインボイス制度導入による負担増があって税と社会保険料関係の負担増に注目が集まっているところでもあり信用されるかどうかは疑問です。

というか差し押さえの前に何度も督促が行くはずなのですがそれでも差し押さえが4回もあったということは督促無視の常習犯だったわけでこういう人が税金も管掌する財務省副大臣というのは納税者に示しがつきません。

一体何でこの人が財務副大臣に任命されてしまったのか不思議なのですがさすがに辞任は当然ですね。

任命する前に過去の問題についても調べて任命して大丈夫かどうかきちんと判断してほしいものですね。

 

 

んで実際のところ何でこの人が財務副大臣だったんでしょうね。

そういえばインボイスの一件で弁護士、税理士、司法書士の団体が反対と言っていましたね(まいどなニュース記事「弁護士、税理士、司法書士の3団体が共同でインボイス制度に反対声明 過重な事務負担、消費者や労働者へのしわ寄せ…「社会的な悪影響」に警鐘」)。

この件についての懐柔策だったんじゃないかと思えてきます。

診療報酬の件で財務省VS医師会の構図になっていますが(産経新聞記事「診療報酬改定めぐり綱引き激化 財務省日本医師会など関係団体」ヤフーニュース)医師会と近いタケミッチが厚生労働大臣になっています。

ポストで釣って業界団体の抵抗を弱めつつ財務省に有利な政策を進めようという魂胆ですが財務大臣は麻生鈴木で動かせなかったので副大臣ポジション、しかも税理士ですから監督官庁の次席ということで色々と情報収集その他で美味しい立場ということになります。

露骨な利権誘導の臭いがしそうな人事でこれもどうなのかと思わなくもないですがインボイスの件で税理士会内の反対派を抑え込め、結果を出せなかったら税金滞納の差し押さえとか過去の不始末をどっかにリークするぞという感じで財務省からの指示で使う魂胆でもあったのではないかという気もしてきます。

まあ財務省以外のリークである可能性もあり実際のところどうなのかは不明ですがやはり岸田内閣は財務省の影響がかなり強力な感じが伝わってくるようです。

しかし人気取りが露骨なショボい減税とすぐにやってくる異次元の大増税とかどうするんでしょうね。

黄金の3年間でとにかく増税しまくろうという目論見が露骨ですが青梅市長選挙とか自民党系が強い地域ですら与党推薦の現職候補が負けていますけど(東京新聞記事「青梅市長に新人の大勢待利明さん 自公推薦の現職破る 投票率は39.56%、前回3ポイント余り上回る」)あまりにやり過ぎでもう昔からの与党支持層ですらついていけなくなっている感じです。

支持率が低すぎて解散が難しい状況ですが解散がなくても2025年には選挙があります。

黄金の3年間も残り半分という状況ですが地方選で負けが相次いでおり地殻変動がもしかしたらあるかもしれません。

中途半端な人気取りは所得税減税の件のように失敗しますがいったいどうするんでしょうね?