1216ページ目 河村建一の立候補に逆恨み?自民山口県連

自民党の重鎮の一人、河村健夫氏の長男の河村建一氏が自民党を離党し維新の会から次期衆院選に出馬する件について自民党山口県連から怒りと遺憾の意が表明されました。

自民党を裏切りやがってこの野郎という趣旨の内容です。

まあ自民党の重鎮の息子が出奔して敵についたとなれば怒るのも無理はありません。

が、今回の場合は事情が違います。

選挙区調整で山口選挙区の定員が減るので河村家の居場所がない、中国選挙区の比例上位で処遇するといいつつ反故にして全く縁ゆかりもない地域に回して河村氏は落選という憂き目にあっており今後も山口選挙区や比例中国選挙区の上位で処遇される見込みもないという状況でした。

結局進退窮まって維新の会に流れたわけですがこれはさすがに自民山口県連の逆恨みと言わざるを得ません。

世襲候補はどうかと思う、もし河村建一が世襲山口県や中国地方で出馬するのなら応援したくないけど東京など別の場所で自力で勝負する、古巣のやり方にNOと言うなら応援してもいいと考える有権者も出てくるかもしれませんね。

というか本来政策本位で選ぶべきなのですが有権者の中にはそういう血みどろの抗争というかリベンジマッチ的な展開が好きな人もいるので自民山口県連は怒りと遺憾の意なんてかえって余計なことをしてしまったのではないかという気がします。

ここでは何も言わない、スルーするのが妥当な対応だったのですが腹の虫がおさまらないという人がいたんでしょうね。

かえって敵に塩を送るようなことをやっているあたり空気が読めない、ちょっとこの人たち大丈夫か?と思えてきます。

実際に河村氏がどういう戦いを繰り広げるかは不明ですがもし当選した場合は国会で何か遺恨試合的な話になってくるかもしれません。

まあそういうのは特に興味ないですが古い時代の利権については改めて見直しが必要だと思うのでそこはちゃんと議論してほしいものです。

 

…と、考える人も想定して自民山口県連は敢えて怒りと遺憾の意を出したのではないか、実は自民山口県連にも河村氏に世話になった人がいて判官贔屓票が河村氏に集まれば立憲の候補に勝てる、維新の会は保守政党なので連携する可能性もあると考えて敢えて安倍派と林派、高村派が怒りと遺憾の意を出すのを止めなかった可能性も脳裏をよぎりました。

実際のところどうなんでしょうね?