1072ページ目 レジオネラ温泉

創業して100年以上続く福岡の名門旅館大丸別荘が年2回しかお湯を取り換えず基準の3700倍のレジオネラ菌を検出した問題で旅館を経営する山田社長が謝罪会見を開きました。

何でもコロナ禍でお客さんが減ったのでお湯の交換や塩素の注入がルーズになった、コロナ禍でお客さんが減ったのでコストカットをしようと思ってやったのでない、塩素剤の臭いが嫌いだった、レジオネラ菌はたいしたことないと思った、といった弁解を行っています。

もうつっこみどころが満載で何というかどこから突っ込んだらいいのやら。

たしかにコロナ禍でお客さんは減ったでしょうがコロナ禍の最中で特に衛生管理には厳格さが求められたと思います。

なのでいつも以上に消毒を徹底しないとならないはずなのにいったいどういうことなんでしょうか。

マスクや手の消毒を要求しながらレジオネラ菌だらけの温泉にお客さんを入れる神経がよくわかりません。

レジオネラ菌が場合によっては死に至る細菌で症状も肺炎が出ることもあり危険性を認知していないというのは管理者として非常に問題です。

コロナの肺炎は警戒するのにレジオネラの肺炎を警戒しないのもおかしい、レジオネラ肺炎が出てコロナではないかといった話になったらそれこそ営業がより大変になるリスクも考えなかったんでしょうか。

というか管理者なのにレジオネラ菌のことを勉強していないのも問題だし塩素の臭いが嫌いで必要な塩素剤の投入すらやらないんだったらそれはもう温泉経営には向いていないといった話になってきます。

謝罪会見でより炎上する事例は山ほどありますがまた一つ炎上の事例が増えました。

レジオネラ菌に対する認識の甘さを白状するあたりある意味正直な人なんでしょうが正直に白状したので大丸別荘を利用したいかというと全くそんなことはなく絶対に嫌ですね。

抜き打ち検査で発覚したとのことですが大丸別荘は単にルーズなだけだったかもしれませんがコロナ禍でコストカットのためお湯の取り換えや塩素の注入を怠った旅館があるかもあるかもしれません。

旅行需要回復の前に宿泊施設の衛生管理について改めて厳しくチェックしてほしいものです。