いったん180mの海底に沈んだ知床観光船ですが何とか引き上げ網走港に接岸しました。
まず水を抜いてから船内を調べるそうです。
何か残っていればよいのですがいったいなぜ事故が起きたのか真相究明が待たれます。
今回の事故を受けて寒冷地の海で運行する船舶に救命具、いかだの搭載を義務付けることになりました。
知床の海の温度は4度で人間が落ちたら低体温症でもってせいぜい30分と言われています。
絶対に海水に落ちてしまってはならないですが事故があったらいかだで海に落ちないようにせざるを得ません。
寒冷地の海でいかだの用意は必要でしょう。
で、そのいかだの価格ですがネットで調べたらけっこうな価格です。
8人乗りで約30万円ほどでした。
乗員乗客26人ですが最大定員は乗客が65人、乗員が2人です。
8人乗りのいかだだと9個、必要になりますがこれで270万円です。
観光客もコロナ禍でなかなか戻らない中でこの出費は苦しいものがあります。
とはいえ命には代えられません。
この金額ではさすがに乗船料に付加せざるを得ないでしょうが安全第一できちんと救命具を準備する、国もKAZUⅠの業者の監査が相当甘かったですが他の業者がちゃんと救命具を準備しているかもしっかり確認してほしいものですね。