さあ…よくわかんないですね私にコメの味は。
タイトルの発言は麻生氏の小樽市での演説です。
温暖化で悪い話ばかりしているが北海道が暖かくなったためコメが生育しやすくなり味も向上したという内容だったそうです。
厄介道米などといった言い方は上の世代が使っていたようですがまったく知りませんでした。
たしかに物事には複数の見方があって寒冷地は温暖化で住みやすくなるのも事実です。
シベリアも温暖化で開発がしやすくなる、北極海航路の開拓で物流コストが下がるといったメリットはあります。
ただそうはいっても温暖化によるデメリットは無視できないものがあります。
集中豪雨の発生で生命の危険にさらされるのは困ります。
以前代々木公園でデング熱を媒介する蚊が問題になりましたが温暖化が進めば熱帯由来の伝染病が蔓延するリスクがあります。
コメはともかく果物の生産、リンゴやブドウなど生育に適した土地が北上することで現在の産地での生育に支障が出る、生育の南限も北上するので廃業せざるを得ない農家も生じるといった問題もあります。
世界的に見ても海面上昇や砂漠化の進行で住む場所がなくなる人も増えますがだからといって住みやすくなるであろうシベリアに移民すればよいといった話は政治的経済的に難しいものがあります。
というか麻生氏は九州選挙区の人ですが温暖化で九州はよりいっそう暑くなり住みにくくなりそうですがいいんでしょうかね。
本人は東京在住でたまにしか九州には行かないとはいっても東京だって暑くて暮らしにくくなります。
コメがうまくなったと喜ぶのはともかく温暖化対策についてもちゃんと説明してほしいものですね。