知床観光船の沈没から一週間が経ちましたが未だ行方不明がおり沈没船も引き上げられていません。
ただその間にも運航会社のずさんな仕事ぶりが次々と明らかになっています。
その一つが無線の故障です。
緊急事態が起きた場合の連絡を取るのに必要ですが携帯があるからという理由で直さずに強引に出航したのだとか。
波が高く無線が使えたとしても出航してはならない状態でしたが場所は知床、電波の関係で携帯電話も使いにくい場所でした。
携帯が使えない場所なら無線は必須ですが3時間ぐらいだったらいけると判断したのでしょう。
知床の海の変化は社長もよく知っていたはずですが明らかに海を甘く見て油断していたとしか思えません。
あるいはコロナ禍で観光客が少なく経営が厳しかったので無理をしてでも営業しなければならなかったということでしょうか。
ただそれにしたって携帯が使えない場所で無線を直す費用すら惜しむのはあまりにも問題です。
緊急事態宣言の無いゴールデンウイークということもあって観光客も増えつつありますが船のレジャーも場所によっては携帯の電波が届きにくいところが少なくありません。
今回の事故を他人事と思わず無線が使えることをきちんと各船で確認して壊れているならちゃんと直してから船を動かしてほしいものですね。
それにしても乗客の携帯から連絡したとの話ですがいったいどの会社の携帯だったんでしょうか。
知床の海でも使える携帯ということであれば信頼性は高いです。
ドコモ、au、ソフトバンクかあるいは楽天やyモバイル、その他mvnoのいずれだったのか不明ですが知床のような遠くに行き、かつ、海に出るとか山に登るというのであればある程度高くなっても通話可能エリアが広い携帯を選んだ方がいいかもしれませんね。